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大学生が新米デイトレーダーの投資指南、ハウツー動画が人気に

  • 投資アプリの利用者は同じようなタイプの人に質問に答えてほしい
  • プロの投資家は1分程度の動画で得られるノウハウに警鐘を鳴らす

新米デイトレーダーはいくつもの疑問を抱えている。上場投資信託(ETF)とは何なのか、バリュー株や上値抵抗線とは一体何を意味するのか。

  エロール・コールマンさんは、これらについて説明する動画を用意している。株価の高値を結んだ線を指し、「これが上値抵抗線だということはお分かりだろう。押し上げようとしたけど、抑えられたからだ」と語る。

  コールマンさんは動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で約15万8000人のフォロワーを抱え、ユーチューブでのチャンネル登録者数は5000人を超える。初心者トレーダーの指南役を目指すソーシャルメディアのインフルエンサーは増えており、コールマンさんもその1人だ。

  コールマンさんは投資のプロではないばかりか、まだ大学生だ。こうしたインフルエンサーの中に正真正銘の金融のプロはめったにいない。インフルエンサーの情報が役に立たないというわけではないが、ロボットで相場データをマイニングしているプロのアドバイスとは全くの別物だ。また、株式相場が歴史的上昇を演じたからといって、投資の危険性が消えるわけではない。

Errol Coleman tiktok

TikTok上のエロール・コールマンさん

ソース:tiktok / errol_coleman

  それでも、トレーディングのハウツー動画の需要はうなぎ上りだ。コロラド州のアダムズ州立大学の4年生でビジネスマーケティングを学んでいるコールマンさんは、ショートスクイーズからペニー株取引に至るまで、あらゆることについて説明する動画を提供している。

  多くの若いトレーダーは既にソーシャルメディア上で多くの時間を過ごしており、こうしたサイトが検索の出発点に選ばれやすい。また、投資アプリ「ロビンフッド」の利用者は、自分と同じようなタイプの人に質問に答えてもらいたいようだ。

  22歳のインフルエンサー、ベン・プライヤーさんは、若い人が株について話すのを見れば、「他の人は自分にもできるような気持ちになる」と語った。

  一方、オッペンハイマーのチーフ投資ストラテジスト、ジョン・ストルツファス氏は、1分程度のレッスン動画で得られるノウハウは金融アドバイザーを通じて得られる知識とは大違いだと指摘。「もし庭にガラガラヘビがいるのなら、素足では入らない方がいい」と話した。

原題:
Social Influencers Feed the Robinhood Hunger for Investing 101(抜粋)

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