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米債券トレーダー、パウエル議長講演を注視へ-刺激策のヒント見極め

  • FRB議長は政策枠組み見直しで27日講演-ジャクソンホール会合
  • 新たなインフレ戦略導入に向けた下準備になる可能性も

再び勢いづく米国債市場にとって今週は極めて重要な週となりそうだ。米連邦準備制度から発せられる次の重要政策行動のシグナルに投資家は備えている。

  米10年国債利回りは先週、6月初め以来最大の低下となった。先週公表された7月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨で追加景気支援策の時期に疑念が強まったものの、当局の刺激策は終わっていないとトレーダーはみている。

  議会が追加景気刺激策の合意を依然取りまとめることができずにいる中、市場の関心はカンザスシティー連銀が主催する毎年恒例のシンポジウムでのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による27日の講演に集まる見込みだ。パウエル議長はFRBの政策枠組み見直しについて話す予定で、新たなインフレ戦略の導入に向けた下準備になると広く予想されている。これからの債券購入プログラムに関して何か手掛かりがあるかどうかも注目点の1つで、今後数日は金利や経済、インフレの行方を見る上で極めて重要な日々となる可能性がある。

  BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略責任者イアン・リンジェン氏は「FRBの政策枠組み見直しに関してパウエル議長がジャクソンホール会合で話すことは、取引可能なイベントになるだろう」と予想。バーチャル形式で開催され、ライブストリーミング配信される同会合について同氏は、米金融緩和が何年も続くことが明確になる可能性があり、利回りの低下余地はあると指摘した。

Yields retreat in biggest weekly gains in more than two months

  指標の米10年国債利回りは先週、8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し約0.63%と、3月に付けた過去最低まであと30bp強の水準に迫った。ただ、今後数日に多額の国債入札が予定されており、弱気トーンが再燃する可能性もある。米財務省は2年債と5年債、7年債で合計1480億ドル(約16兆円)の入札を予定している。

原題:
Bond Traders Clamoring for Answers Bet the Fed Isn’t Done Yet(抜粋)

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