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超長期債が上昇、米金利低下を受け-20年入札前に先回り買いとの声も

更新日時

債券相場は超長期債を中心に上昇。米国債市場で長期金利が低下した流れを受けて、買いが優勢だった。あすの20年債入札を前に金利が十分上昇したことから先回り的な買いが入ったとの見方も出ていた。

  • 新発20年債利回りは前週末比1.5ベーシスポイント(bp)低い0.415%
  • 新発30年債利回り0.60%、新発40年債利回り0.625%と、それぞれ1.5bp、2bpの低下
  • 長期国債先物9月物の終値は12銭高の151円97銭。海外金利の低下を受けて小高く始まり、午後に151円98銭まで上昇
  • もっとも、9月物の日中売買高は1兆141億円と、中心限月ベースで6月以来の低水準となった

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 20年債は先週弱かったので、25日の20年入札前の調整が十分に行われ、きょうは早めに買っておこうという先回りの買いが入っている
  • 先物は海外金利の低下に加え、20年債が強いことも支援材料
  • 先物がショートポジションになっている海外勢の買い戻しも相場を押し上げ

三井住友DSアセットマネジメントの深代潤上席参与

  • 超長期債はある程度調整して利回り曲線がスティープ(傾斜)化すると、おのずと資金が集まってくる
  • あすの20年債入札はひととおり警戒感は相場に織り込まれた。無難な結果に終わるのではないか
  • 各国中央銀行は景気回復のために金利を抑制するスタンスを明確化。マイナス金利にどんどん突っ込むことはないとしても、金利がどんどん上昇することもないだろう
新発20年物国債利回りの推移

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年以下が1000億円、3年超5年以下が3500億円と据え置き
  • 3-5年の応札倍率は2.56倍と前回3.13倍を下回り、売り圧力の弱まりが示された
  • 野村証の中島氏
    • 日銀オペの結果は強くもなく弱くもなく材料視されなかった
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧(表)

背景

  • 21日の米10年物国債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp)低い0.63%程度で終了。この日の時間外取引では0.62%台に低下

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.090%0.020%0.415%0.600%0.625%
前週末比 ー-0.5bp-1.0bp-1.5bp-1.5bp-2.0bp
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