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アリババ投資家、ADRから香港株に持ち株を転換-米制裁など懸念

中国の電子商取引大手アリババグループの複数の大株主が、ニューヨークに上場されている米国預託証券(ADR)を香港上場の株式に転換した。米国による制裁や、中国の大手テクノロジー企業が米上場廃止に追い込まれる可能性などが懸念されている。

  香港株に転換したのはテマセク・ホールディングスベイリー・ギフォード、マシューズ・アジアなどで、転換を容易にする新規則を利用した。アリババは昨年、米国に加えて香港に上場した。大株主が保有株を転換したのは地政学的な問題が一因だと、事情に詳しい関係者が述べた。

  クレジットイーズ(宜信)・ウェルス・マネジメント(香港)のオフショア資本市場投資責任者、ネルソン・ヤン氏は「多くの長期投資のファンドマネジャー、特にアジアに拠点を置くファンドマネジャーは、ADRから香港上場株に転換したり、それを検討したりしている」と述べ、「米国でのこれらのADRの需要には現在、政治が影を落としている」と指摘した。

  アリババ株の転換は、トランプ米政権の中国ハイテク企業に対する厳しい対応が投資家に影響回避策を取らせていることを示している。より多くの中国企業が米国と香港の重複上場に動けば、ニューヨーク上場株の流動性が低下する恐れもある。

  ベイリー・ギフォードの広報担当者はコメントを控えた。テマセクは転換について認めたもののそれ以上のコメントを避けた。

Alibaba's Hong Kong-listed shares outperformed ADRs since November debut

原題:
Alibaba Investors Swap U.S. Shares for Hong Kong Amid Crackdown(抜粋)

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