コンテンツにスキップする

ロシア、ルカシェンコ氏との決別も悪くない-プーチン氏側近が検討か

  • ルカシェンコ氏、今回の反政権デモで失脚も-プーチン氏側近関係者
  • ロシアに軍事介入の意思ほぼなし、ベラルーシの反ロシア化を警戒

ロシアのプーチン大統領は、同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領を公には支持している。だが大統領選挙後の混乱を受け、プーチン氏側近の一部はルカシェンコ氏を排除した両国関係を考え始めている。

  プーチン氏側近と接触のある関係者2人によると、ルカシェンコ氏は今回の反政権デモで生き残れないかもしれず、ロシアは同氏の政権を支えるために介入してベラルーシの社会的不満を爆発させるリスクを冒すよりも、反政権派と接触して折り合いを付けた方が多くを得られる可能性がある。

  ロシアはルカシェンコ体制崩壊を早めようとはしないが、それを阻止することにも関心がないと、ロシア政府内の政策協議を知る関係者の1人は述べた。同氏が今回の混乱を乗り切り体制を存続させることができたとしても、ロシアとの合意を実践できるパートナーとしての信頼はすでに失われており、ロシアは同氏を有害と見なしていると、ロシアの外交政策協議に近い別の関係者は語った。

TOPSHOT-RUSSIA-BELARUS-DIPLOMACY

2019年にサンクトペテルブルクで会談するプーチン氏とルカシェンコ氏

  プーチン氏側近に近い複数の関係者によると、ロシアにはルカシェンコ氏を支援するためベラルーシとの防衛協定に従って軍事介入する意思はほとんどない。軍事介入に踏み切れば、ベラルーシの一般市民がロシアを敵視するようになり、ウクライナとの間で発生した以上の紛争を招きかねないからだという。

  ただ、ロシアはまだルカシェンコ氏を見捨ててはいない。ロシア大統領府のペスコフ報道官が20日の電話記者会見で述べたところによると、プーチン氏とルカシェンコ氏は過去数日間に4回電話で会話した。ロシアのミシュスチン首相も同日、2日連続でベラルーシ側と今後の協力について電話で話し合ったと、国営通信社RIAノーボスチは報じた。

原題:
Russia Ponders Whether Losing Lukashenko Might Not Be So Bad(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE