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金相場上昇で年初来リターン103%のヘッジファンド、ポジション縮小

  • デルブルック・キャピタルのファンド、貴金属株への重点投資奏功
  • 好調な経済指標発表とドル安反転なら急激な資金引き揚げ招く恐れ

金属や鉱業分野に特化したヘッジファンド会社、カナダのデルブルック・キャピタル・アドバイザーズは、貴金属相場の上昇で今年、リターンを2倍余りに高めてきたが、ここにきてポジションの一部を縮小している。

  ブルームバーグが確認した書簡によると、「デルブルック・リソース・オポチュニティーズ・マスター・ファンド」は7月のリターンが約22%となり、年初来リターンは7月末時点で103%に達した。同ファンドのベンチマークである「SPDR・S&P金属・鉱業ETF」は7月に8.1%上昇したものの、今年1-7月では約22%下落した。

  ファンドマネージャーのマシュー・ザブロスキー氏は、「セクター重視のETFを通じてポートフォリオのヘッジを増やしつつ、貴金属関連株、特に中型の生産・開発関連株をオーバーウエートとする戦術的判断」が利益をもたらしたと説明した。

  中央銀行の大規模な刺激策や実質金利の低下を背景に、安全資産に投資マネーが殺到し、金価格は高騰し、8月7日には最高値を付けた。その後約2カ月ぶりに週間ベースで下落した。

  6月時点では金の一段高を予想していたサブロスキー氏は現在、金鉱株のバリュエーションが上昇しているとして小休止しており、「中小型銘柄を含め、貴金属の特定のサブセクターへのエクスポージャーを選別して減らすのが賢明」との認識を示した。また、予想外に好調な経済指標が発表されてドル安が反転すれば、「かなり痛いむち打ち」状態につながるようなペースでの資金引き揚げを招く恐れもあると付け加えた。

原題:
Hedge Fund That Gained 103% on Gold Rally Trims Exposure(抜粋)

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