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J&J、大規模なコロナワクチン試験計画-ファイザーも登録進む

  • ファイザーは3万人が対象、9000人余りが既に参加
  • J&Jは最大6万人対象に第3相試験を実施する計画

新型コロナウイルスワクチンの開発競争がゴールに近づく中で、どの候補が最も成功するか予想しようとしている投資家は臨床試験デザインをかつてないほど詳細に分析している。

  米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は20日、最大6万人を対象に新型コロナワクチンの第3相試験を実施する計画だと電子メールで明らかにした。これは米国で実施されている他の大規模試験の2倍に相当する。同社は10日に試験デザインを初めて開示。9月下旬に開始の予定だ。

  一方、ファイザーはドイツのビオンテックと開発を進めているワクチンについて、第1相試験での良好な安全性データを公表した。ファイザーは最終段階の試験に進むワクチンについて安全性データをこれまで発表していなかった。

  カウエンのアナリスト、ヤロン・ウェルバー氏はインタビューで、「投資家は誰が勝者になり、誰が取り残されるのか見極めようとしている」とし、ファイザーのデータは開発競争での同社の「わずかなリード」を支えるものだと指摘した。

  発表を受けてファイザーとJ&Jの株価はそれぞれ1.2%、0.7%上昇した。

  ファイザーのワクチン調査担当副社長のフィリップ・ドーミッツァー氏は米国の高い陽性率を踏まえると必要な症例数は3万人以下で満たされると見込んでいると説明。登録は急ピッチで進んでおり、19日現在で9000人余りのボランティアを確保したとインタビューで述べた。

  またファイザーとビオンテックはワクチン候補の第1相試験データを、査読前の研究結果ウェブサイト「medRxiv.org」に掲載した。同社は第1相試験でメッセンジャーRNA(mRNA)に基づく複数のワクチン候補を試し、その1つについて安全性のデータを公表していた。ただ7月下旬に大規模試験を開始した際には、初期の結果を公表していなかった別のワクチン候補を採用した。

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原題:
J&J Plans Huge Vaccine Study While Pfizer Cites Rapid Enrollment(抜粋)

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