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FRB議長、政策の枠組み見直しで講演へ-ジャクソンホール会合

更新日時
  • 米金融当局は昨年初めから今年の大部分を費やし枠組み見直しを検討
  • インフレ率を平均で2%目標に近づけるため一時的な上振れ容認議論

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は27日、カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム(ジャクソンホール会合)で金融政策の枠組み見直しについて講演する。同見直しでは新たなインフレ戦略に焦点を当ててきた。

  27、28両日に開催される今年の会合は新型コロナウイルスの影響でオンライン形式となり、その模様はストリーミング配信される。米金融当局の20日の発表によれば、議長の講演は米東部時間27日午前9時10分(日本時間同午後10時10分)から始まる。

  リセッション(景気後退)への中央銀行の対応能力を損なうほどの低インフレと低金利に促され、米金融当局は2019年の全てと今年の大部分を費やし、初めての包括的な枠組み見直しを行ってきた。 

Falling Short

Fed mostly missed its target because of too little inflation, not too much

Source: Fed's preferred inflation gauge from Bureau of Economic Analysis

 

  金融当局者らは、インフレに関して従来よりも容認するアプローチについて議論してきた。インフレ率を平均で2%の当局目標に近づけるようにするため、一時的に2%を上回る状態を受け入れるものだ。

  FRBでエコノミストを務めた経歴を持つコーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は、ジャクソンホール会合での議長講演について「1つの可能性としては、委員会が見直しの過程で検討した内容とその理由を概説することになるだろう」と述べた。

  FRBが19日に公表した7月28、29両日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、当局者らは長期の目標や戦略を新たに取りまとめる作業を進めていることが示された。

  議事要旨では、「近い将来に声明への変更全てを仕上げることが重要だ」と指摘。そうした動きは「将来における委員会の政策行動やコミュニケーションを導く一助になる」と記された。

  エコノミストらは、パウエル議長がジャクソンホール会合で明確な発表をすれば、9月15、16両日の次回FOMC会合の役割を先取りするような印象を与えるため、踏み込んだ説明には至らないのではないかと指摘している。

原題:Powell to Headline Jackson Hole and Speak on Long-Awaited Review(抜粋)

(4段落目以降を追加します)
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