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ECB7月会合、見通し不透明で景気判断9月に先送り-議事要旨

欧州中央銀行(ECB)当局者らは7月15、16日の政策委員会で、景気見通しと必要な金融緩和の規模について不透明感を表明した。

  ECBが20日公表した議事要旨からは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)が解除された直後、景気回復の早期兆候が示されたものの当局者らはこれから結論を導くことに慎重だった様子がうかがわれる。チーフエコノミストのレーン理事は、回復の広がりと度合いは一律でなく、部分的だと指摘していた。

  議事要旨は「9月の会合では、金融政策の姿勢と政策ツールを改めて見直す状況がより良好になっているだろう」と記述。経済活動の展望と「中期的なインフレ見通しがより明確になるはずだ」としている。

  会合前には当初の急速な回復を受け、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)に割り当てた1兆3500億ユーロ(約170兆円)の全額を使う必要はないかもしれないとの見方が、一部当局者の間で浮上していた。

  議事要旨によれば、一部の当局者はPEPPの「購入額は目標というよりも、上限と捉えるべきだ」と主張。これに対して他の当局者らは、「全額を使う必要があるというのが現在の想定だ」と反論した。

  景気見通しはその後に悪化。感染も再び拡大している。

  ECB当局者らは7月の会合で、9月に発表される最新の経済予測を待って、景気について改めて判断することに合意した。

  7月会合前の時点で、大半のエコノミストはECBが年内にPEPPを拡大すると予想していた。

原題:
ECB Officials Await September to Get Better Read of Economy(抜粋)

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