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UBS、ウェルスマネジメント部門の構造再編-資金をスイス外で融資

スイスの銀行UBSグループは、中核事業である国際ウェルスマネジメント部門の法的構造を再編する。コストを削減するほか、資金を成長市場での融資に振り向けることを可能にする。

  スイスの名峰にちなんで「リギ」と銘打った同プロジェクトでは、スイス部門にある巨額の顧客預金を、法的な主要部門である「UBS AG」に移す。非公開情報だとして事情に詳しい関係者が匿名を条件に述べた。これにより、スイス外での融資を増やすことができるという。

  スイス当局は2008年の金融危機の際に、突然の破綻によって影響を受けないように、部門を法的に分離することを指示した。今回の動きはこれに沿った再編を部分的に巻き戻すものになる。

  UBSの広報担当者は電子メールで、「グループ全体の効率を高めるために法的構造を変更する」と説明した。

  同行はウェルスマネジメント事業について、意思決定を速めコストを削減するための管理層簡素化、人員削減、欧州・中東・アフリカ(EMEA)部門の3地域への分割など改革を進めている。 

  これらに加わるプロジェクト・リギは、2022年末にかけて実施。グローバルウェルスマネジメント事業の他の幾つかの部分もスイス部門から移管する。

  同行ではオランダのINGグループの最高経営責任者(CEO)だったラルフ・ハマーズ氏が来月加入し、11月にCEOに就任する。

Key Speakers at Markets for Europe Conference

ラルフ・ハマーズ氏

原題:
UBS Revamps Wealth Unit Structure to Free Up Billions for Loans(抜粋)

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