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ドル・円は106円前半で小動き、FOMC議事要旨後の上昇続かず

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円台前半で小動き。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨をきっかけにドル買いが進んだ海外の流れを引き継いで始まったが、株価が下落し、米長期金利も弱含む中、ドル・円の上値は重かった。

  • ドル・円は午後3時10分現在、前日比0.1%安の106円06銭。一時106円22銭まで強含むも続かず、24銭の値動き
  • ユーロ・ドルは前日比ほぼ変わらずの1ユーロ=1.1843ドル。ニューヨーク時間の安値(1.1831ドル)付近でもみ合い
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.1%高。前日は0.6%上昇
106円に回帰

市場関係者の見方

大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 議事要旨では9月のフォワードガイダンス強化の見通しが少し後退。ただ、米金利も言うほど上がっておらず、夏休みシーズンでの商いの中、目先筋中心の動き
  • 105円どころでは日本の長期マネーのドル買い意欲も伺えたので、105円割れトライは遠のいたが、今週の目ぼしい材料は終わった感じで方向感はない

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • FOMCは今後まったく追加策を打たないと言っているわけでもない。ドル売りに傾き過ぎていた分の調整が入ったという範囲内の動きで、これまでの流れを変えるような内容ととらえない方がいい
  • 今はドル・円が主体というより、ユーロ・ドルや米長期金利の動きが大事。欧州時間に欧州中央銀行(ECB)議事要旨でユーロに動きが出るのか、米フィラデルフィア連銀指数や米失業保険申請件数を見てドル売りの流れが復活するのかどうか、次の材料待ち

しんきんアセットマネジメント投信の加藤純チーフマーケットアナリスト

  • 議事要旨は思ったほどハト派でなかったが、個人消費は新型コロナウイルス感染が抑えられるか次第だし、個人給付など経済対策もまだよくわからない状況なので、しばらく低調と思うとインフレ率も上がらない。米金利低下は小休止の感もあるが、上昇もないし、ドルも上にいかない

背景

  • 19日公表のFOMC議事要旨では、将来の金利の道筋に関するフォワードガイダンスの明確化に対する当局者の前向きな姿勢がやや後退したもよう。米国債利回りに目標を設けるイールドカーブ・コントロール(YCC)については、「利点は小さい」可能性が高いと判断
  • 19日の米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)上昇の0.68%。20日のアジア時間の取引では0.65%台に低下
  • 前日の米国株に続き、20日のアジア株は全面安。米株価指数先物も下落し、日経平均株価は前日比229円安で終了
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