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アリババ、米制裁リスクが業績脅かす恐れ-中国での競争激化に加え

  • 全事業部門で競合企業に追撃される、株価の伸びでも後れを取る
  • 4-6月売上高、伸び回復もパンデミック前の水準には届かずか

トランプ米大統領は、短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に対するものと同じような制裁を他の中国企業にも加えると警告しており、中国最大の電子商取引運営会社であるアリババグループが次の標的となる可能性がある。ただ今のところ、同社にとってより大きな課題は自国市場にある。

  米政府の標的になれば、オンライン小売りや料理宅配、インターネットコンピューティングなどの事業を手掛ける同社の地位が危うくなりかねないが、最も差し迫った問題は中国での競争激化だ。

  中国の電子商取引市場で長期にわたるアリババの優位はJDドットコム(京東)や拼多多(ピンデュオデュオ)に着実に侵食されつつある。ソーシャルリテール分野でも、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴うネットショッピングの活況を受け、テンセント・ホールディングス(騰訊)やティックトックを運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)がかつてないほど攻勢を強めている。

  アリババは20日に4-6月(第1四半期)決算を発表する。中国のロックダウン(都市封鎖)の影響で、1-3月(第4四半期)の増収率は過去最低となったが、年央のオンラインショッピングセール「6.18」での記録的な売り上げが同社の回復力を示唆。アナリストは伸びが再び加速すると予想しているものの、そのペースは依然としてパンデミック前の水準には届きそうにない。

Alibaba's lagged most of China's largest tech corporations this year

  アリババの米国預託証券(ADR)は今年に入り約20%上昇。伸び率はJDや拼多多などを大幅に下回っている。

Post Pandemic

Alibaba's revenue growth is seen picking up, but still below pre-Covid-19 levels

Source: Bloomberg

*2020 June quarter number is analysts' forecast

原題:Trump Adds to Earnings Threat as Alibaba Challenged in China (1)(抜粋)

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