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パナソニック、テスラ向け電池増産へ追加投資、新技術も-副社長

更新日時
  • テスラ事業、今年度通期での黒字化目指す-佐藤副社長
  • ギガファクトリーの増産投資、21年度からの収益貢献を期待

パナソニックは、米テスラの電気自動車(EV)向け電池の増産に向け追加投資する。佐藤基嗣副社長が20日、大阪府内でブルームバーグなどとのインタビューに応じて明らかにした。

  佐藤氏によると、両社が共同運営する米国の円筒形リチウムイオン電池工場「ギガファクトリー」に生産ラインを新設する。来年6月ごろの完成を予定している。年間生産能力を現行の35ギガワット時から38-39ギガワット時に引き上げる方針だ。新技術も採用し生産効率も向上させる。投資額については非公表とした。

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テスラのギガファクトリー

  佐藤氏は増産投資について、「2021年度から経営貢献してくれると期待している」と説明。テスラ事業の営業損益に関しては「20年度は年間の黒字達成に向けて着実に施策を進めていく」と述べた。パナソニックは17年からテスラ向けにギガファクトリーで生産した電池の供給を始めた。

  日本経済新聞は19日、増産するため百数十億円を投じると報じていた。

  テスラは「モデル3」などの販売が好調で、4-6月期(第2四半期)決算は4四半期連続の黒字となった。7月には米国の第2拠点となる自動車生産工場をテキサス州に建設すると発表した。中国・上海でもEVを生産している。

  佐藤氏は「全てのテスラの成長をわれわれ1社がサプライヤーとしてカバーするのは不可能」と述べた。その上で、最優先市場は「北米で2番目が欧州」と話し、安い製品が求められる中国市場は戦略に合致しないとした。

  テスラとの協業を含めたパナソニックの車載事業の4-6月期の営業損益は95億円の赤字だった。梅田博和最高財務責任者(CFO)は7月30日の決算会見で、テスラ事業の赤字は縮小していると説明。テスラからの強い要望を受け増産投資について協議していると述べていた。

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(佐藤氏の発言や増産設備の完成時期に関する記述を追加しました)
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