コンテンツにスキップする

日本株反落、経済見通し懸念で輸出や素材安い-TOPIX1600下回る

更新日時
  • 公衆衛生の危機は中期的な経済見通しに多大なリスクと米FOMC
  • 米10年債利回りは0.68%へ小幅上昇、利回り上限設定の有益性わずか

20日の東京株式相場は反落。新型コロナウイルスによる影響が米国経済の見通しにリスクとなることが金融当局から示され、業績懸念から電機や自動車など輸出関連、化学などの素材株が売られた。

  • TOPIXの終値は前日比14.53ポイント(0.9%)安の1599.20
  • 日経平均株価は229円99銭(1%)安の2万2880円62銭

<きょうのポイント>

  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、ガイダンス明確化は9月めどから後退のもよう
    • 公衆衛生の危機は中期的な経済見通しに多大なリスク
    • 国債利回りに上限設定の有益性はわずか
  • 米国株は下落、S&P500は議事要旨発表後に上げを消す
  • 米10年債利回り0.68%、1ベーシスポイント(1bp=0.01%)上昇
  • 米中が貿易協議を計画、延期した第1段階合意の履行点検-関係者

  ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「実体が伴っているかわからないまま期待だけで上昇してきた株が、9月のFOMCなどをきっかけに期待が剥がれ落ち、大きな調整に入ることを心配する投資家が売っている」と指摘。「日経平均2万3000円台を固めるには、金融政策でできることは少なく、米追加経済政策やワクチンの普及などの好材料が必要」と話した。

  米国株安の流れを受けて、材料不足から小安く始まった日本株は半導体関連が売られ軟調に推移。日経平均は一時258円安と今月最大の下げ幅となり、TOPIXは終値で7営業日ぶりに1600を下回った。

  SMBC信託銀行投資調査部の佐溝将司シニアマーケットアナリストは、米国の経済対策の議論が小康状態で新たな買い材料が見当たらない中、「FOMCの議事要旨で、景気に対する慎重な見方やイールドカーブ・コントロールに否定的な見方が示され、追加緩和期待が後退した」と指摘。「緩和イコール株高と投資家は直結させて動いてきたが、追加緩和がなくなれば株は上がりにくくなる」と話した。

  • 東証33業種では電機、不動産、金属製品、輸送用機器、精密機器などが下落 
  • 空運、鉄鋼、保険は上昇
TOPIXの推移
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE