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世界銀行、最貧国の債務減免策を検討-マルパス総裁

世界銀行は最貧国の債務について、単に返済を猶予するのではなく減免する方法を検討していると、マルパス総裁が明らかにした。世界的な新型コロナウイルス流行とリセッション(景気後退)を受けたこの時期に、より多くの投資家を呼び込むことが狙いだという。

  マルパス総裁は19日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、向こう数カ月や10月の世銀・国際通貨基金(IMF)合同年次総会で行動に向けた適切な時間軸を提示できると発言。5月に開始した債務支払猶予イニシアティブ(DSSI)に基づく返済猶予を来年まで延長するチャンスはあるとの見方を示し、これに主要7カ国(G7)や20カ国・地域(G20)からの支持を得られると確信していると語った。

  同総裁は「次の段階はいっそう難しい。実際に債務を減免する合意となるからだ」とし、「だが過去に例はある。例えば1980年代の中南米債務危機でヘアカット(減免)に至ったが、実際に行われるまでに長い時間がかかりその間に状況が深刻化した。従って世銀では、良い結果をより速やかに得られるよう急いでいる」と述べた。

  世銀のデータによると、最貧国が年内に返済期限を迎える融資の約6割は中国が貸し付けている。最貧国に対する中国の融資条件の多くは透明でなく、債務国の支払い能力を超える高い金利が課されているとマルパス総裁は述べ、このため債務減免に中国の参加が重要だと指摘した。

原題:
World Bank Looking for Ways to Trim Poor Nations’ Debt Stock (1)(抜粋)

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