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ドル・円105円台半ば、ドル売り先行も米経済対策合意期待で小幅高に

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=105円台半ばで小じっかり。序盤は前日海外時間からのドル安の流れで下値を探ったものの、米追加経済対策の合意に対する期待が高まり上昇に転じた。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時13分現在、前日比0.1%高の105円51銭。一時105円10銭まで下落したものの、下げ渋ると105円61銭まで上昇
  • ユーロ・ドルは0.1%高の1ユーロ=1.1940ドル。ユーロ・円は0.2%高の1ユーロ=125円99銭

市場関係者の見方

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト

  • ドル・円はドル安の流れに沿って下落も、104円台を目前に買い戻し。日本株もプラスに転じ、低下気味だった米金利も戻し、ダウ先物もプラス圏維持といった他市場の状況も戻す要因に
  • 米中対立を巡る不透明感でリスクオフの円買いとドル高の調整が重しになりやすい一方、9月にも承認といわれる新型コロナワクチンを意識すると下攻めは難しい
  • 先週の調整を経てドル安基調が再開したものの、今一つ攻められないという中だるみ感の強い状況に

CIBC証券金融商品部の春木康部長

  • ドル全面安の流れの中でドル・円は105円前半に観測されていたストップロスをつけて下値を広げた
  • その後、本邦投資家の円売り需要がドル・円の下値を支えた後、米経済対策の決着に対する期待がドル買い戻しに
  • ドル・円は105円から107円のレンジを形成する中、105円ちょうどの心理的な節目を割り込むと、下げ足が速まるリスクはある。ただ、ポジションがドル売りに傾く中で、突っ込んで売るのは危険
ドル・円、105円割れは回避

背景

  • トランプ米政権は共和、民主両党が5000億ドル(約52兆8000億円)に規模を縮小した経済対策で合意する可能性を想定。米政府高官の1人が明らかに
  • ペロシ米下院議長は18日、追加経済対策の実施を急ぐため、共和党との合意に向けて民主党側が提案の規模を縮小し、11月の大統領選後に他の政策の成立を目指す可能性があることを示唆
  • トランプ米大統領は18日、先週末に予定していた中国との貿易協議を取りやめたことを明らかに
    • 第1段階合意の半年間の進展状況を点検するため、中国の劉鶴副首相と米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表、ムニューシン財務長官とのビデオ会議が予定されていたが、無期延期されていた
  • 日経平均株価は前日比59円高で取引を終了。午前の取引では一時97円安まで下落も、午後には一時98円高の場面も
  • 米主要株価指数の先物は時間外取引でそろって上昇。米10年国債利回りは一時前日比2bp低下の0.653%
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