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ドラギ前ECB総裁、経済を救えるのは「良質な」債務しかないと警告

  • 低金利はそれ自体が持続性を保証するものではない
  • ドラギ氏、昨年10月の退任後初めて主要な場で講演

ドラギ前欧州中央銀行(ECB)総裁は、新型コロナウイルスがもたらした経済的な打撃に対処するために各国政府が講じた大規模な刺激策は経済をより良くすることに生かされるべきであり、そうでなければ政府は新たな債務危機のリスクに直面するだろうと警告した。

  昨年10月までECB総裁を務めていたドラギ氏は退任後初めて主要な場に姿を見せ、新型コロナ対策費用の返済を背負う若者に幻滅されないよう「信頼できる」経済政策が必要だと述べた。ドラギ氏はまた、欧州連合(EU)が計画する復興基金を賄うための共同債発行を称賛した。

  ドラギ氏はイタリアのリミニで開かれた宗教行事に出席し、欧州の各機関と市民、金融市場は人的資本や重要なインフラ、研究に投資される「良質な債務」にのみ資金を提供すると述べた。

  「しかしながら、もし非生産的な目的に債務が利用されるのであれば、それは『悪い』債務であり、持続可能性は損なわれるだろう」と述べ、「低金利はそれ自体が持続可能性を保証するものではない」と、続けた。

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ドラギ前ECB総裁

原題:Draghi Tells Governments Only ‘Good’ Debt Can Save Economies(抜粋)

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