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ドル下落、米金利低下で105円半ば-米景気や米中対立を懸念

更新日時

東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=105円台半ばへ下落。米景気不安や米中対立懸念がくすぶる中、米長期金利低下に伴いドル安が一段と進んだ。カナダドルは財務相辞任で一時下落したが、ドル安圧力が強く1月以来の高値を更新した。

  • ドル・円は午後3時18分現在、前日比0.4%安の105円57銭。106円05銭を日中高値に一時105円55銭と7日以来の安値に下落
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.2%安、7月末に付けた約2年ぶり低水準(1169.33)をうかがう展開
  • ユーロ・ドルは一時0.2%高の1ユーロ=1.1897ドルと、6日に付けた2018年5月以来のユーロ高・ドル安水準(1.1916ドル)に接近
  • ドル・カナダドルは一時0.3%安の1ドル=1.3180加ドルと1月29日以来のドル安・加ドル高水準
ドル安進行

市場関係者の見方

クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長

  • 米中対立懸念を背景に米金利低下によるドル売りとリスク回避の円買いでドル・円は下落。ドル指数がニューヨーク時間に止めらた水準を下抜けたことで、短期的にドル売りが加速した可能性も
  • もっとも、投機筋のドル指数の先物ポジションを見ると相当ドルショート(売り持ち)がたまっている。ドル・円も週足では17年以来、105円がサポートされており、同水準を割れても短時間とみている

上田ハーロー外貨証拠金事業執行担当役員の山内俊哉氏

  • ファーウェイ(華為技術)への締め付け強化で米中共倒れの可能性があるし、米景気の先行き不透明感が強まっている
  • リスク回避で通常ならドルと円が買われるところだが、米国が当事国で同国経済が不透明ということで、どうしても円買いとドル売りになる
  • ドル・円は6日に付けた105円30銭が下値めど。日本の個人投資家はドルの戻りを売っているので、105円半ばから前半にかけては利食いが入りやすい

背景

  • 米10年債利回りは時間外取引で一時2ベーシスポイント(bp)低い0.67%に低下
  • 米商務省は17日、ファーウェイによる半導体技術へのアクセス遮断を狙い、同社に対する制限措置を強化
  • 17日発表の8月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想以上に低下
  • カナダのモルノー財務相は17日夜、辞任したと発表。政策面で対立したとされるトルドー首相との関係を修復できなかったことが示された格好
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