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ノルウェー年金基金、次期CEOに変更観測-現職がフィナーレ会見欠席

  • タンゲン氏の採用プロセスの正当性を中銀の監視部門は問題視する
  • 個人資産とタックスヘイブン利用を巡る利益相反リスクも排除できず

世界最大の政府系ファンド (SWF)、ノルウェー政府年金基金グローバルの運営に10年余り携わったノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM)のイングベ・スリングスタッド最高経営責任者(CEO)は、在任期間で最後となる業績発表の記者会見に出席しない。

  18日の記者会見の招待状によれば、退任が決まっているスリングスタッドCEOに代わり、トロン・グランデ副CEOが半期業績のプレゼンテーションを行う。これまで2人が交代で会見のホストを務めており、「今回はグランデ氏の番だ」と広報担当者は説明した。

  スリングスタッド氏の会見欠席は、後任のニコライ・タンゲン氏採用を巡る混乱の中で明らかになった。議会からの批判に加え、同氏の採用プロセスの正当性を中銀の監視部門も問題視しており、変更もあり得るとの観測が広がっている。

  ノルウェー・スクール・オブ・エコノミクスのカリン・ソーバーン教授(金融学)は、12年のCEO在任を経て、「グランド・フィナーレ」となる半期の業績発表のホスト役をスリングスタッド氏が望まないのは「驚きだ」と指摘。「彼の役職をタンゲン氏が予定通り9月1日に引き継ぐと考えていれば、彼らはそうしなかっただろう」と述べた。

  NBIMの広報担当は、タンゲン氏の開始日について「新しい情報は何もない」と電子メールで回答した。中銀の監視部門は、タンゲン氏の個人資産と同氏の会社によるタックスヘイブン(租税回避地)利用を巡る利益相反のリスクを排除できないとしている。

原題:CEO Who Ran $1.1 Trillion Fund For 12 Years Skips Last Report(抜粋)

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