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債券上昇、米長期金利低下で買い優勢-30年入札は弱めの結果との見方

更新日時

債券相場は上昇。米国市場で長期金利が低下したことに加え、日本銀行が実施した短期国債の買い入れオペで需給の良さが確認されたことから、中長期ゾーンを中心に買いが優勢となった。一方、30年債入札が弱めの結果となり、超長期債への売り圧力が強まる場面もあった。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.035%
  • 新発2年債利回りは0.5bp低いマイナス0.125%、新発5年債利回りは1bp低いマイナス0.09%
  • 長期国債先物9月物の終値は14銭高の151円88銭。一時151円90銭まで上昇
  • 新発30年債利回りは一時0.625%と7月7日以来の水準まで売られたが、その後は0.615%に戻す
先物中心限月の日中推移

市場関係者の見方

  • SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
    • 米長期金利が低下する中、取りあえず10年債は利回りがゼロ%よりプラスになっているということで買われやすい
    • また、日銀の短国オペが前回から減額されたのにもかかわらず応札倍率が低下。短期債市場の需給が悪くないことが示されたことで中長期ゾーンはしっかり
    • 一方、30年債入札の結果は弱く、期待された程の投資家の需要は確認されなかった

30年債入札

  • 最低落札価格は99円35銭と、予想中央値の99円45銭を下回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.44倍、前回3.92倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は22銭、前回8銭
  • SBI証の道家氏
    • スケジュール的に翌週に20年債、翌々週に再び30年債の入札が予定されているため、今回はさすがに消化が厳しい状況だった
    • 超長期債がここからさらに崩れるかどうかは分からないが、日銀はあえてスティープ化を止めようとはしないだろう
  • 備考:過去の30年債入札の結果一覧

背景

  • 17日の米10年物国債利回りは前週末比2ベーシスポイント(bp)低い0.69%で終了。この日の時間外取引では0.66%台まで低下
  • 日銀の短国買い入れオペ結果、応札倍率1.66倍に低下

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.125%-0.090%-0.035%0.425%0.615%0.640%
前日比-0.5bp-1.0bp-0.5bp-0.5bp横ばい横ばい
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