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ベラルーシ大統領、EUとの国境に軍を展開-安全保障上の脅威を訴え

更新日時
  • ベラルーシ情勢を巡りEUは19日に首脳会議を計画
  • プーチン大統領は独仏首脳と電話会談し、干渉しないようけん制

ベラルーシのルカシェンコ大統領は18日、欧州連合(EU)との国境部に軍を展開したと発表した。26年にわたる独裁体制において国内で最大の危機に見舞われているルカシェンコ氏は、安全保障上の脅威を訴えたものの、詳細は明らかにしていない。

  国営ベルタ通信が伝えたところでは、ルカシェンコ氏は安全保障会議で「今日、われわれは国内だけでなく国外にも問題を抱えている」と指摘。 「これに対応し、西部の国境地域に軍の戦闘部隊を展開し、攻撃態勢を完全に整えた」と述べた。

  不正が疑われる大統領選挙結果を受けて大規模な抗議活動が続くベラルーシ情勢について協議するため、EUは19日に首脳会議を計画している。ロシアのプーチン大統領は18日、ベラルーシ危機を巡り、ドイツのメルケル首相やフランスのマクロン大統領と相次いで電話会談を行った。

ベラルーシで全国的なデモが展開されている

出典:ブルームバーグ)

  ロシア大統領府の声明によれば、プーチン氏はマクロン氏との会談で「ベラルーシ指導部への圧力行使」をしないよう警告。メルケル氏には、「外部からのいかなる干渉の試みも受け入れられない」と主張した。

  一方、マクロン氏は危機の沈静化と対話を支持するようロシア側に呼び掛けたと仏大統領府が明らかにした。メルケル氏はプーチン氏に対し、「言論の自由とデモの権利が認められるべきだと明確にする」よう求めたと記者団に説明した。

  ルカシェンコ氏は18日、プーチン氏と電話で会談し、独仏首脳との会談について知らされたと明らかにした。ルカシェンコ氏は辞任も新たな選挙もしないとしている。

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原題:
Belarus President Puts Army on Alert as Opposition Woos Russia(抜粋)

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