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世界で拙速な新型コロナワクチン承認促す可能性、ロシア先行で

  • ロシアに負けまいと検証不十分なまま実用化急ぐ恐れも-専門家
  • 安全・有効性未確認のロシア、10月にも国内で大規模接種を計画

ロシアが治験で安全性や有効性が確認される前に新型コロナウイルスのワクチンを承認したことにより、他の国々のワクチン開発でも公衆衛生より政治が優先されるのではないかとの懸念が生じている。

  ロシアは10月にも国内で大規模な接種を開始する計画。これが他の国々の政府への圧力となり、衛生当局を無視して重要なプロセスなしでワクチンを承認し、接種を受ける人々をリスクにさらす恐れがある。ロシアのワクチンで大きな問題が生じれば、ワクチン自体への信頼性が損なわれる可能性がある。

  米フィラデルフィア小児病院のワクチン教育センター長で感染症専門家であるポール・オフィット氏は、検証が不十分なままでワクチンを提供した場合、有害な影響をもたらしかねないと指摘。「こうした場合、他の国・地域の首脳が『見たまえ、ロシアはやっているじゃないか。これで十分だ。ロシアがこれで十分とするなら、われわれは負けるわけにはいかない。国民を守らなければならない』と言いだすこともあり得る」と述べた。

ロシア、新型コロナワクチンを世界初承認-臨床試験は未完了

RUSSIA-POLITICS

ロシアのプーチン大統領(8月11日)

原題:Russia’s New Sputnik Launch Raises Risks in Dash for Vaccine (1)(抜粋)

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