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【米国市況】株はS&P500種がほぼ変わらず-ドルは3日続落

14日の米株式市場では、S&P500種株価指数がほぼ変わらず。一部の経済指標で景気回復ペースの鈍化が示されたことや、経済対策協議の行き詰まりが意識された。米国債利回りは今週初めて低下した。

  • 米国株はS&P500種がほぼ変わらず-経済指標や経済対策協議を意識
  • 米国債は小幅高-10年債利回り0.71%
  • ドルは3日続落、経済データや経済対策協議の行き詰まり意識
  • NY原油は続落、米中貿易巡り不透明感-週間では上昇
  • NY金先物は反落-週間ベースで6月以来初のマイナス

  S&P500種は0.1%未満の低下。日中は一時、最高値付近で推移した。下げが目立ったのは公益とヘルスケア、一方でエネルギーは上昇した。ダウ工業株30種平均は小幅高。取引終了1時間前にいったん下げたが、終了直前に再びプラス圏に浮上した。ナスダック総合指数はほぼ終日、マイナス圏での推移となった。

  アプタス・キャピタル・アドバイザーズのポートフォリオマネジャー、デービッド・ワグナー氏は「サービスセクターは回復に努めているが、新型コロナウイルス感染拡大前の水準からは程遠い」と分析。「米経済は回復が続いているが、最近の経済データの一部に基づけば回復はまだら模様だ。ワシントンでの経済対策協議の行方にも、市場は引き続き注目している」と指摘した。

  S&P500種は前日比ほぼ変わらずの3372.85。ダウ平均は34.30ドル(0.1%)上昇し27931.02ドル。ナスダック総合は0.2%低下。米国債市場では、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.71%。

  外国為替市場では、ドルが3日続落。主要通貨の大半に対して値下がりした。強弱まちまちな経済指標や経済対策協議の行き詰まり、米中の貿易合意履行を巡る協議延期の報道が意識された。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。週間では0.4%の下げ。

  ドルは対円でこの日0.3%安の1ドル=106円62銭。ユーロは対ドルで0.2%上昇し1ユーロ=1.1839ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。週間ベースでは上昇し2週続伸となったが、米中貿易合意を巡る不透明性や新型コロナ感染拡大の懸念が上値を限定した。週末に予定されていた米中の第1段階貿易合意に関する履行点検協議が延期になったと、関係者は明らかにした。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は23セント(0.5%)安の1バレル=42.01ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は16セント安の44.80ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.1%安の1オンス=1949.80ドルで終了。今週は実質金利の上昇や利益確定売り、米中貿易協議を巡る不透明性などが重なり3.9%安。週間ベースで下げるのはここ2カ月余りで初となる。

  ゲイン・キャピタル・グループの市場調査担当統括役、マシュー・ウェラー氏は電話で、「週初にみられた相場急落で、投機のフロス(小粒の泡)が吹き飛んだ印象がある」と述べた。

原題:U.S. Stocks Finish Mixed; Dollar Hits Week Low: Markets Wrap(抜粋)

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