コンテンツにスキップする

東京は206人感染、コロナ「特別警報」継続-沖縄は緊急事態延長

更新日時
  • 警戒レベル維持、独自の緊急事態宣言は発令段階ではない-小池知事
  • 重症者は横ばい、第1波と比べ高リスクの人に感染広がらず-専門家

東京都の小池百合子知事は13日、都内の感染状況について「依然として厳しい」と述べ、引き続き「感染拡大特別警報」の状況であるとして、感染拡大防止策の徹底を呼び掛けた。都民には夏休み期間中の旅行や帰省を控えるよう改めて求めた。

  都独自の緊急事態宣言については、現時点では「発令する段階ではない」との認識を示した。専門家が新型コロナウイルスの感染状況や医療体制を分析・評価するモニタリング会議の終了後、記者団に語った。都内で13日に確認された新規感染者は206人となり、2日連続で200人を超えた。

  モニタリング会議では感染状況の警戒レベルについて、4段階のうち最も深刻な「感染が拡大していると思われる」の判断を維持するとともに、医療提供体制については、4段階のうち2番目に深刻な「体制強化が必要」との判断を据え置いた。  

モニタリング会議で専門家が報告した事項
  • 感染状況
    • 世田谷区が新規感染者最多、新宿区、港区が続く
    • 全年齢層に感染拡大、40代以上が増加
    • 同居する人からの感染が増加
    • シェアハウス、寮での感染が報告されている
    • 会食、職場での感染増、接待伴う飲食店は減少
  • 医療提供体制
    • 収束見えず、医療機関は負担を強く感じている
    • 重症者数は1週間前と同数も引き続き警戒必要
    • 中等症患者が増加、将来的に重症者増える可能性

  都の発表によると、13日に確認された206人の新規感染者は年代別では20代が69人と最も多く、30代が38人、40代が31人だった。70代以上も14人確認された。

  都内の新規感染者数は、前回6日のモニタリング会議以降、7、8日に2日連続で400人以上となった。9日は331人だったが、10日197人、11日188人と7月27日以来2週間ぶりに200人を下回った。12日は222人で、お盆休み期間に入って前週よりも低い水準となっている。

  都は重症者用の病床を100床確保しているが、13日時点で治療中の重症者は21人で前日と同人数だった。

  重症者数が前週から横ばいで推移している状況について国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は、4-5月の第1波と比べ、高齢者など重症化リスクが高い人への感染が広がっていない可能性があると指摘した。

  医療機関で高齢者施設などでの感染防止策の徹底で、大きなクラスター(感染者集団)が発生していないことや、感染リスクが高い場所に行かないなど高齢者らが行動を変化させていることも背景にあるとした。

  大曲氏は、これらの要因に加え、ウイルスの「弱毒化」の影響についても「十分あり得ることだ」との認識を示した。また免疫を持つ人が増加する「集団免疫」の形成によって「徐々に発症しても軽症化していく」可能性に関しても、「十分考えられる話だ」と述べた。ただ、こうした見方については、「もう少し、具体的な事実を見ながら科学的に検討し、判断するというのが慎重な態度だ」とも語った。

13日は新たに206人を確認

都内の新規感染者数の推移

出所:東京都

  沖縄県の玉城デニー知事は13日の記者会見で、感染が拡大し医療体制がひっ迫していることから、警戒レベルを最も深刻な「感染まん延期」に引き上げ、県民に警戒を呼び掛けた。15日に期限を迎える県独自の緊急事態宣言についても、29日まで2週間延長することを決め、県内全域で不要不急の外出自粛を求めた。13日の新規感染者は97人だった。

(沖縄県の記者会見の内容を追加して更新しました)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE