コンテンツにスキップする

三菱UFJ信託、AMPキャピタル全保有株売却-資本運営最適化

更新日時
  • 19年に豪FSIを子会社化、統合過程で戦略的位置付けを再考
  • 業務連携は維持、今後はFSI通じたマジョリティー出資でAM拡大

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の三菱UFJ信託銀行は13日、提携するオーストラリアのAMPキャピタル・ホールディングスの保有全株を売却すると発表した。売却額は4億6000万豪ドル(約345億円)で、900万豪ドルの配当を含む。

relates to 三菱UFJ信託、AMPキャピタル全保有株売却-資本運営最適化

三菱UFJ信託銀行の看板

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg News

  AMPキャピタルは、三菱UFJ信託銀行が2011年に株式の15%を取得した。同信託銀行は、19年には豪コモンウエルスバンク・オブ・オーストラリア(CBA)から傘下の主要資産運用子会社群(FSI)を約3000億円で買収したことから、マイノリティー出資先の資本運営最適化の観点で、AMPキャピタルの戦略的位置付けの見直しを行っていた。

  同信託銀行は、アセットマネジメント(AM)を中長期的な成長分野と位置付けており、長島巌社長は7月のインタビューで、子会社化したFSIのシステム統合などを終えた後には、「FSIを中心としたAM事業の拡大」を目指すと述べていた。

  同行の広報担当、吉田和人氏は、今後の海外AM市場の成長は、「FSIおよびFSIを通じた将来のマジョリティー出資で補足していく方針」とコメントした。AMPキャピタルの運用商品を日本の機関投資家に提案する業務上の連携は今後も維持する。

  MUFGは、17年に掲げた生産性向上の施策として、戦略出資の見直しを進めている。AMPキャピタル株売却による今期業績への影響は軽微としている。

(第3段落以降に背景などを追加し更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE