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ドルは106円後半に上昇、リスク回避のドル買い優勢-NZドル下落

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円台後半に上昇。米追加景気対策を巡る協議の行き詰まりなどを懸念したリスク回避の動きで、主要通貨に対するドル買いが優勢となった。ニュージーランドドルは中央銀行による量的緩和の拡大を受けて下落。

  • ドル・円は午後3時31分現在、前日比0.2%高の106円72銭。ここまで106円44銭を安値に一時106円80銭と7月24日以来の高値
  • ユーロ・ドルは0.1%安の1ユーロ=1.1728ドル
  • ニュージーランドドル・ドルは0.5%安の1NZドル=0.6547ドル。一時0.6525ドルと7月14日以来の安値を付ける場面も

ドル・円はじり高の展開

市場関係者の見方

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

  • 対ユーロなどでのドル売りポジションの積み上がりや米欧の経済指標、新型コロナウイルスの感染状況の違いを踏まえると、先月下旬からのドル安は結構いいところまで来た感がある
  • ドル・円もドル全般の動きにひっぱられている上、日米金利差の拡大も影響している。ただ、米大統領選の行方がドルの重しになり得る面もあり、一本調子ではなく大きな方向感は出にくい時間帯
  • 米大統領選で米上下両院まで民主党が勝てば、左派的な政策が採られやすくなり、米経済とドルの重しになる可能性も

IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト

  • 最も注視すべきは米経済対策を巡る思惑だ。今は政策相場なので、市場の期待が揺らぐと、株高の調整がドル買い戻しにつながりやすい
  • ドル・円も全体的なドル買いかドル売りかになっており、リスク回避的な場面ではドル高に振れやすい。106円70銭近辺を明確に上抜けすると、次は107円を巡る攻防に。株価調整が続くかがポイント
  • NZドルは中銀がかなりの緩和姿勢を示してきたため、目先は下値トライに警戒

背景

  • 米経済対策巡る共和と民主の対立、なお数週間解消されない恐れ
    • 米景気対策、交渉は行き詰まっている-マコネル氏がFOXで発言
  • 11日の米株式市場ではS&P500種株価指数が8営業日ぶり反落。12日の日経平均株価は前日比93円高で取引を終了
  • 米長期金利は12日の時間外取引で一時0.6731%と約1カ月ぶりの水準に上昇
  • NZ中銀、資産買い入れを最大1000億NZドルに拡大-金利据え置き
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