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ソフトバンクG株、5カ月ぶりの6日続落-最高益決算も一時的要因

ソフトバンクグループ株が5カ月ぶりに6営業日続落した。4-6月期(第1四半期)の純利益は四半期ベースとしては過去最高を記録したが、TモバイルUS株の売却関連利益の計上など一時的な効果が大きかった。

  12日の取引で株価は前日比3.9%安の6116円まで下落し7月8日以来、およそ1カ月ぶりの安値を付けた。6日続落は3月以来の連続安記録だ。一時は1.3%高と上昇に転じる場面も見られた。

3月以来の6日続落となったソフトバンクG株

  11日に発表した決算資料によると、純利益は前年同期比12%増の1兆2557億円となった。ファンド事業の投資利益は2966億円。株式売却による実現益や投資先の公正価値上昇で前の四半期からは1兆4000億円改善したが、前年同期との比較では28%減った。

  孫正義社長は会見で、4兆5000億円の資産売却プログラムは既に4兆3000億円を調達し、進捗(しんちょく)率は95%だと説明。その上で、予定を大きく上回る資金化になるとの認識を示した。また、残る1兆5000億円の自社株買い枠については必ず実施するとした半面、取得完了時期は当初の予定を変更し、期限は設けないとした。

  ジェフリーズ証券アナリストのアツール・ゴヤール氏はリポートで、決算内容について「より統制が取れてきたように見える」としながらも、ネガティブな要素としてビジョン・ファンドからの利益が減った点を指摘。さらに、残りの自社株買い実施を孫社長は断言したが、終了時期については「コミットがなかった」点も挙げた。

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