トランプ大統領、キャピタルゲイン減税を「真剣」に検討中
Laura Davison、Mario Parker-
大統領は昨年9月にキャピタルゲイン減税導入を見送り
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「実現すれば多くの雇用創出する」とトランプ大統領
トランプ米大統領は10日、キャピタルゲイン減税を「非常に真剣」に検討していると述べた。大統領は昨年9月、中間層への恩恵が不十分だとしてキャピタルゲイン減税の導入を見送る判断を下していた。
トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で、「われわれはキャピタルゲイン減税の検討にも注目している。実現すれば多くの雇用を創出するだろう」と語った。

トランプ大統領
長期保有で最高20%のキャピタルゲイン課税の税率をトランプ大統領が議会の同意なしに一方的に引き下げることはできない。しかし、一部の顧問は大統領に対し、インフレ調整を通じた減税の大統領令なら発令可能だと助言している。これは資産売却時に取得価格を物価調整し、インフレによる値上がり分については免税とするもので、実質減税になる。
ただ、ルールや大統領令を通じたキャピタルゲイン税の調整は法的な異議申し立てに直面する可能性が高い。ブッシュ(父)政権時代にも同様の案が出されたが、異議申し立てを懸念して断念したと報じられた。
原題:Trump Says He’s ‘Seriously’ Considering Capital Gains Tax Cut(抜粋)
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