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ドル・円は106円台前半、株高でリスク選好の円売り優勢

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円台前半へ小幅上昇。米追加景気対策を巡る協議の行方や米中動向に引き続き注目が集まる中、株高を背景にリスク選好に伴う円売りが優勢となった。

  • ドル・円は午後3時34分現在、前日比0.2%高の106円15銭。105円92銭を日中安値に一時106円22銭まで強含み
  • クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)は上昇。オーストラリアドルは対円で0.4%高の1豪ドル=76円03銭
ドル・円小じっかり

市場関係者の見方

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • リスクオンの円売りが少し進んでいるような感じ。ただ、米中対立懸念もあり、そのあたりがドル・円の上値を抑えているのではないか
  • 米追加景気対策については、大統領令でとりあえずひと段落したが、まだ両党が協議中なので、決着のめどが見えるのかが今週の注目ポイント
  • 米中も今週末の貿易合意の点検協議で決裂とはならないとは思うが、火種は多く、対立がテーマになりやすい
  • 米国債入札を控えて、需給的に米金利は上がりやすい方向。金利上昇を受けてドル買いが強まる局面はあるかもしれないが、106円半ばがかなり重くなっており、そこを抜けるのは難しいだろう

FXプライムbyGMOの上田真理人常務取締役

  • 実需はオーダーをしっかり残してお盆休みに入っているので、ドル・円が下に行けば当然買い、上に行けば売りがある。全体的に取引が細ぼる中、東京時間は実需のオーダーを抜け出るような動きは出にくいだろう

背景

  • 11日のアジア株はおおむね堅調。香港ハンセン指数は一時2%超上昇し、日経平均株価は前週末比420円高で終了
  • 米株価指数先物も時間外取引で上昇、米長期金利は0.58%台に乗せた後上げを解消
  • ムニューシン米財務長官は10日のCNBCのインタビューで、追加景気対策について、民主党側は譲歩に前向きだとして、合意は可能だとの考えを示した
    • ただ、米議会の共和、民主両党の立場は10日の時点で隔たったままで、交渉再開の兆候は見られず
  • 中国は10日、米国の当局者や議員ら11人を対象に制裁を科すと発表。ただ、米政権内の人物は制裁対象から除外された
  • 米財務省は今週、過去最高となる1120億ドルの国債を四半期定例入札で発行する予定。新型コロナウイルス危機対応の財政支出を賄うためで、11日は480億ドル規模の3年債入札を実施する
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