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8月10日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500小幅高、テクノロジーの軟調が上値抑える

  10日の米株式市場では、S&P500種株価指数が小幅高。2月につけた過去最高値に接近する原動力となったテクノロジーなど一部の好調銘柄に売りが広がり、上値が抑えられた。原油は上昇。ドルは1週間ぶり高値を付けた。

  • 米国株はS&P500が小幅高、テクノロジーへの売りが上値抑える
  • 米国債は、10年債が小幅安-利回り0.58%
  • ドルは堅調、米景気対策巡る協議難航で-資源国通貨は高い
  • NY原油先物、1週間ぶり大幅高-米追加景気策の合意期待
  • NY金先物は反発-根強い景気懸念で逃避買い

  テクノロジー銘柄の比重が大きいナスダック100指数は0.5%下落。この日の上げを主導したのはエネルギー株と産業株だった。一方、米中間の緊張が再び高まる中で半導体銘柄は大きく下落。メディア株も安い。米大学フットボールの試合が中止になるとの観測が広がった。

  S&P500種株価指数は前週末比0.3%高の3360.47。ダウ工業株30種平均は357.96ドル(1.3%)上げて27791.44ドル。ナスダック総合指数は0.4%下落。米国債市場では、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し0.58%。

  アルファシンプレックス・グループの主任調査ストラテジスト兼ポートフォリオマネジャー、ケイティ・カミンスキ氏は「テクノロジーはこの1年、底堅く推移してきた数少ないセクターの一つだ。若干下げたとしても驚くことではない」と指摘した。

  外国為替市場では、ドルが約1週間ぶり高値を付けた。米景気対策を巡る議会の協議難航が背景にある。一方で原油上昇を手掛かりに、カナダ・ドルなどの資源国通貨は上昇した。

  為替市場では景気対策協議のほか、米中関係にも注目が集まっている。中国は、米国の当局者や議員ら11人を対象に制裁を科すと発表した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。一時4日以来の高水準を付けた。ユーロは対ドルで0.4%安の1ユーロ=1.1738ドル。ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=105円96銭。

  ニューヨーク原油先物相場は反発し、1週間ぶりの大幅高。米国の追加景気対策で進展の兆しが見られ、それが原油消費を押し上げるとの期待が広がった。ムニューシン財務長官が、民主党側は譲歩に前向きだとして、合意は可能だとの考えを示した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は72セント(1.8%)高の1バレル=41.94ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は59セント高の44.99ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発し、先週つけた史上最高値に再び近づいた。経済成長に対する根強い懸念を背景に、逃避先としての金の需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.6%高の1オンス=2039.70ドル。この7営業日で6回目の上昇となった。

原題:Stocks Mixed; Oil Rises Most in Almost Three Weeks: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Advances; Commodity-Linked FX Rise With Oil: Inside G-10

Oil Rises With Prospect for U.S. Stimulus Buoying Demand Outlook

PRECIOUS: Gold Gains With Economic Worries Spurring Haven Demand

◎欧州市況:株上昇、米景気対策協議の動向を注視-ドイツ債は上昇

  10日の欧州株は上昇。シクリカル銘柄を中心に上げた。米国での追加景気対策を巡る協議に注目が集まっている。

  ストックス欧州600指数は0.3%上昇。銀行、石油株が特に値上がりした。北海ブレント原油は、主要地域で消費が若干伸びている兆候がさらに強まっていることを手掛かりに上昇した。

  中国が米国の当局者や議員ら11人を対象に制裁を科すと発表したことを受け、欧州株は一時下落した。中国の措置はトランプ米政権が7日に決定した中国や香港の高官11人への制裁に対する報復だ。

  米国の追加景気対策についてムニューシン財務長官は民主党からの提案があれば聞く意向を示し、ペロシ下院議長はホワイトハウスとの協議が近く再開することを望むと述べた。

 アレクサンダー・クレーマー氏らコメルツ銀行のストラテジストは 「米中の緊張や不透明感が一段と高まる中で、米国は長期的な財政策でまだ合意しておらず、良好な第2四半期決算シーズンは今や相場に十分織り込まれている。こうした状況でリスク資産の余地は限られつつある。『コロナ勝ち組』のバリュエーションが高いことを考えるとなおさらだ」と指摘した。

  欧州債はドイツ債が幅広い年限で上昇した。イタリア債は小幅高を縮小。中核国債のパフォーマンスが準中核国債を上回った。

  ドイツ債とイタリア債のイールドスプレッドは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して145bp。

  ポルトガルの30年債利回りは3月初め以来となる1%割れとなった。

  英国債は超長期債を除き上昇。10年債はほぼ変わらずだった。英国は11日、2025年、57年償還債の入札を実施する。

  ドイツ10年債利回りは2bp下げてマイナス0.53%。フランス10年債利回りは3bp下げてマイナス0.24%。イタリア10年債利回りは1bp低下して0.92%。

原題:European Stocks Advance With Oil, Banks on U.S. Stimulus Bets(抜粋)

German Bonds Gain Led by the Belly; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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