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8月7日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:テクノロジー株に売り、米中対立を嫌気-ドルは大幅上昇

  7日の米株式市場ではテクノロジー株が売られた。トランプ政権が中国に対する強硬姿勢を強めたことが嫌気された。米雇用統計が市場予想を上回ったことから、小型株には買いが入った。

  • 米国株はナスダックが下げる-大型ハイテク株に売り
  • 米国債は下落、10年債利回り0.56%
  • ドル上昇、米雇用統計を好感-米中対立を受けた逃避需要も
  • NY原油、続落-米中の関係悪化や景気対策協議の難航を嫌気
  • NY金、最高値から下落-景気回復進展との見方やロンドン値決めでの価格下落で

  ナスダック総合指数が下げ、週間ベースの上げ幅が縮小した。アップルやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなど指数に占めるウエートの高い銘柄が売られた。一方で、規模がそれほど大きくない銀行やメーカー、公益企業は物色され、小型株で構成されるラッセル2000指数は上昇した。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%高の3351.28で終了。ダウ工業株30種平均は46.50ドル(0.2%)高の27433.48ドル。ナスダックは0.9%低下した。米国債は下落。ニューヨーク時間午後4時56分現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、0.56%。

  失業者や事業者への支援延長など、景気対策での合意を目指す政権と議会の交渉を見極めたいとのムードも引き続き強かった。ムニューシン財務長官は、トランプ大統領に対し追加景気対策に関連した大統領令を発令するよう提言することを明らかにした。

  プリンシパル・グローバル・インベスターズのチーフストラテジスト、シーマ・シャー氏は「ここ数カ月、米経済にはひとまず堅調さがじわじわと戻ってきていたが、政策的な失敗によってそれが失われるリスクがある」と指摘した。

  外国為替市場ではドルが上昇。7月の米雇用統計が市場予想を上回り、景気が徐々に持ち直していることが示唆された。トランプ大統領が中国の一部アプリが関わる取引を禁止する大統領令に署名したことや、香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官らに米政権が制裁を科すと発表したことで逃避需要が高まり、ドルを押し上げた。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%上昇。米中の対立が激化する中、週末を控えたドルのショートカバーも指数上昇につながった。ドルは対円で0.4%高の1ドル=105円93銭。対ユーロでは0.8%高の1ユーロ=1.1786ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。一時軟調に推移した米国株に歩調を合わせた。米中関係の悪化が再び懸念されたほか、米追加景気対策を巡る協議の難航も嫌気された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は73セント(1.7%)安の1バレル=41.22ドルで終了。下落率は1週間で最大。ロンドンICEの北海ブレント10月限は69セント下げて44.40ドル。

  ニューヨーク金相場は過去最高値から下落。7月の米雇用統計が予想より良い内容だったことから、景気回復がなお進展しているとの見方が広がった。ロンドン値決めでの価格下落や、ドル上昇で逃避先資産としての金の妙味が低下したことで、売り圧力は強まった。金スポット価格はニューヨーク時間午後4時3分現在、1.6%安の1オンス=2031.09ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は2%下げて2028ドル。

原題:Tech Stocks Slump as Small Caps Gain; Gold Falls: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Set for Weekly Gain on Jobs Data, China Rift: Inside G-10(抜粋)

Oil Slides in Wake of U.S.-China Tensions and Stimulus Doubts(抜粋)

Gold Falls After Positive Jobs Data, London Fix Sparks Selloff(抜粋)

◎欧州市況:株上昇、米雇用統計でプラスに転じる-ドイツ債下落

  7日の欧州株は上昇。米国の雇用統計を手掛かりに一時の下げを埋めた。

  ストックス欧州600指数は0.3%上昇。一時は0.5%安まで下落していた。米国の非農業部門雇用者数の伸びは7月に市場予想を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大にもかかわらず、米国の景気回復は進んでいることが示唆された。

  トランプ米大統領が中国の人気アプリを標的にした大統領令に署名したことから、米中通商対立が一段とエスカレートするとの懸念が広がり、欧州株は朝方に売られていた。

  欧州債はドイツ債が下落。米雇用統計が材料だった。ドイツ債の利回り曲線はベアスティープ化。前日はブルフラット化していた。

  イタリア債はほぼ変わらず。10年債利回りは一時、3月4日以来の低水準に下げた。ドイツ債とのイールドスプレッドは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して143bp。英国債は下落した。

  ドイツ10年債利回りは2bp上昇してマイナス0.51%。フランス10年債利回りは1bp上げてマイナス0.22%。イタリア10年債利回りは1bp下げて0.92%。

原題:European Stocks Climb on Better-Than-Expected U.S. Jobs Data(抜粋)

Bunds Bear-Steepen, Underperform Treasuries: End-of-Day Curves(抜粋)

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