コンテンツにスキップする

中国人民銀、世界的な超低金利の長期化に警鐘-四半期金融政策報告書

  • 先進国の低金利政策が波及、国境を越えた資本フローに潜在的リスク
  • 穏健な金融政策スタンスをより柔軟に的を絞ったものにする方針

中国人民銀行(中央銀行)は6日、一部の国での超低金利の長期化が金融安定リスクを蓄積し、他国への波及を招いていると警告した。

  人民銀は四半期金融政策報告書で、インフレ率が長期にわたり目標を下回る水準にある中で「先進国で実施されている低金利は望ましい効果を達成していない」と指摘。低金利ではこれらの国の構造的問題をほとんど変えることはできず、銀行の利益を悪化させ、一部で信用引き締め効果を引き起こしていると分析した。

  さらに、先進国における低金利政策の波及効果がより明白になっており、「国境を越えた資本フローに潜在的リスクをもたらし、外国為替リスクを増大させている」と付け加えた。

  人民銀は同報告書で、国内の景気回復が加速するのに伴い、同中銀の「穏健な」金融政策スタンスを一段と「柔軟かつ適切で、的を絞った」ものにする方針をあらためて表明。流動性をかなり潤沢な水準に維持する考えも重ねて示した。

  また、マクロ・レバレッジ比率は景気回復につれて徐々に妥当な水準に低下するとの見通しも示した。政府は新型コロナウイルス抑制と景気回復、リスク抑制のバランスを取るとともに、金融機関の安定を強化する方針だとした。

  

原題:China’s PBOC Warns of Effects of Global Low Interest Rates

PBOC Pledges Flexible, Targeted Policy as Economy Normalizes(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE