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中国、銀行大手や政府系ファンドの報酬制限で圧力強化-給与30%減も

中国当局は国有の大手金融グループに対し、収益向上のために行員の給料を削減するよう圧力を強めている。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた中国経済は今年、この40年ほどで最も低い成長率となると予想されている。

  事情に詳しい複数の関係者によると、中国の巨大な政府系ファンド(SWF)や最大手行、投資業務を手掛ける金融大手など複数の組織に対し、報酬制限を促す計画が通達された。関係者は部外秘の内容だとして匿名を条件に語った。報酬削減の比率は一定の計算式に基づくため金融機関によって異なるが、一部では平均30%に達する可能性があるという。

  同関係者らによれば、報酬削減が必要だとの通知を金融機関が最初に受け取ったのは昨年で、削減の具体的な手法について連絡を受けたのは今年の早い時期だった。ただ、その実施ペースにばらつきがあったため、当局は取り組みが遅れている金融機関に最近になって圧力を強め始めたという。

  金融機関が行員の報酬を抑えて収益性を向上させれば、政府の歳入が増え、それを景気刺激策に充てられる可能性がある。当局の決定はまた、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が落ち着いた後でも景気回復を支えるよう、銀行システムに対応を義務付けるための措置でもある。

  給与支給額の調整を指示されたのは、SWFの中国投資(CIC)や国家開発銀行、中国工商銀行(ICBC)、中国中信集団(CITICグループ)などだと関係者は話した。

原題:
China Tells Banks, Sovereign Fund to Limit Pay as Economy Slumps(抜粋)

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