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南ア、780億円投資が保留の状態-コロナ対策による酒類販売禁止で

  • ABインベブ傘下のSAB、ハイネケンなどがプロジェクトを中止
  • アルコール類の販売禁止で11万7000人の雇用失われる

新型コロナウイルス対策でアルコール飲料の販売を禁止している南アフリカ共和国で、少なくとも128億ランド(約780億円)相当の設備投資プロジェクトが棚上げ状態となっている。

  ベルギーのビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブのサウス・アフリカン・ブルワリーズ(SAB)部門は3日、予定されていた工場の設備更新など50億ランド規模の計画を中止したと明らかにした。その翌日にはガラス容器の製造を手掛けるコンソル・ホールディングスが南アで15億ランド規模の製造工場の建設を無期限に停止すると発表した。

  ハイネケンも4日、60億ランド規模の醸造所の工事を中止したと確認。ワインやスピリッツなどの飲料メーカー、ディステル・グループ・ホールディングスは、酒類販売の禁止を受け、裁量的支出を全て停止し、南アでの3億ランド規模の投資計画を延期したと文書で明らかにした。

  南アは新型コロナ感染拡大を抑制する取り組みの一環としてアルコール類の販売を法的に禁じた数少ない国の一つ。禁止は当初3月27日から6月末まで行われ、その後7月に再開された。酒類メーカー各社によると、この措置で業界では約11万7000人の雇用が失われた。

Diluting Revenue

South Africa lost almost 5.5 billion rand in alcohol taxes in 2020-21 so far

Source: National Treasury

原題:South Africa Risks $742 Million in Investments on Booze Ban (2)(抜粋)

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