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トランプ氏、ホワイトハウス庭で指名受諾演説も-職員は法抵触の恐れ

  • 正副大統領を除く全ての職員がハッチ法の適用対象
  • ハッチ法は公務員の勤務中や政府建物内での政治的活動を制限

トランプ米大統領がホワイトハウスの南側芝部広場から共和党候補指名受諾演説を行うというアイデアは、大統領にとっては合法的かもしれないが、こうしたイベントを企画するホワイトハウス職員にとっては問題含みだ。

  法律専門家は、ホワイトハウス職員によるこうしたイベントの立案や参加は、ハッチ法に違反すると指摘する。同法は米政府職員に対し、勤務中、政府建物内や制服着用中の政治活動を制限しているためだ。

  トランプ氏自身が5日に強調したように、大統領と副大統領は同法の適用を免除されている。しかし、大統領首席補佐官や敷地管理人、イベント企画者といったホワイトハウスの職員には同法が適用される。

  ジョージ・W・ブッシュ政権でホワイトハウスの倫理担当弁護士を務めたリチャード・ペインター氏は、「これには正当な反対意見がある。以前に実施されたことはなく、ホワイトハウス職員が大量に駆り出されることになる」と指摘。公的な立場でこのイベントに出席する連邦職員は全員がハッチ法に違反することになると述べた。

  トランプ大統領は5日、受諾演説の場所を南側芝生とする案が自身にとって合法的であるだけでなく、ホワイトハウスを使用すれば「政府は多額の資金を」節約できると述べ、航空機移動に伴う警備などが必要になる「他の場所に比べて、極めてコストを意識したものになる」と説明した。

  共和党の全国大会は当初、ノースカロライナ州シャーロットで開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止策の緩和をクーパー州知事が拒否したため、トランプ大統領が計画を変更。フロリダ州ジャクソンビルに受諾演説の場所を移したが、その後、同州での感染増加を受けてイベントを撤回。現時点では、公式な全国大会は引き続きシャーロットで開催されることになっているが、受諾演説の場所は発表されていない。

RNC 2020

2020年共和党全国大会の看板が掲げられたノースカロライナ州シャーロットのスペクトラムセンター(19年11月12日)

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

原題:Trump Puts Aides on Tightrope With White House Acceptance Speech(抜粋)

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