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日本株続落、景気先行き不透明感や業績懸念-食品や陸運など内需安い

更新日時
  • 7月米民間雇用者数は伸び急減速、帰省時は感染防止徹底と安倍首相
  • 東証1部売買代金は2兆円割れと低調、午後決算のトヨタは高い

6日の東京株式相場は続落。景気の先行き不透明感、低調な企業決算から、食品や陸運や不動産、小売などの内需関連、電機株中心に安くなった。半面、決算発表後のトヨタ自動車は上昇し、輸送用機器株は高い。

  • TOPIXの終値は前日比4.83ポイント(0.3%)安の1549.88
  • 日経平均株価は96円70銭(0.4%)安の2万2418円15銭

〈きょうのポイント〉

  • 米ADP民間雇用者数、7月に急減速-感染再拡大の影響示唆
  • 安倍首相:帰省の際は3密回避など感染防止策の徹底を-新型コロナ
  • 米ISM非製造業総合景況指数は上昇、19年2月以来の高水準
  • トヨタ、コロナ禍でも1Q営業黒字確保-市場予想は2000億円赤字

  三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは「米国経済は回復していくという期待はあるが、回復ペースが早いのか遅いのか、迷いがある。昨日の米指標も雇用と非製造業でまちまちだった」と指摘。米国株だけでなく日本株も「下落を大幅に取り戻したことから、上値を追うのか見極めが難しい」と述べた。

  東証1部売買代金上位ではレーザーテックやホンダ、ユニ・チャームが下落する一方、午後に決算を発表したトヨタ自動車は上昇するなど、個別銘柄色の強い動きとなった。決算内容や週末の雇用統計など米景気指標を見極めたいとして様子見ムードは強く、東証1部売買代金は1兆9955億円と7月28日以来の2兆円割れ。

  日経平均はチャート上では2万2500円近辺にある25日線をはさみ、きょうもこう着状態が続いた。野村証券の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは「為替動向をみると上に行きにくい」とした上で、「25日が意味する過去1カ月は新型コロナの感染拡大と経済活動再開の両にらみの相場だった」と語る。感染が落ち着いて活動再開に進むなら株価は上昇、活動を抑えるなら下落に向かいそうだとし、「今はそのバランスがとれている状態」としていた。

  • 東証33業種では食料品、陸運、不動産、医薬品、化学、小売が下落
  • 保険や鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属、建設、輸送用機器は上昇
    25日線の攻防が継続
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