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債券は下落、米長期金利上昇の流れで売り優勢-物価連動債入札は弱め

更新日時

債券相場は下落。前日の米国市場で長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、先物や中長期ゾーンを中心に売りが優勢だった。一方、20年債はプラス金利を求める投資家の買いで底堅く推移した。

  • 新発10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)高い0.015%
  • 新発5年債利回りは1bp高いマイナス0.11%
  • 新発20年債利回りは横ばいの0.38%
  • 長期国債先物9月物の終値は16銭安の152円24銭。米長期金利上昇を背景に夜間取引で下げた流れを引き継ぎ、売りが先行し、午後には152円22銭まで下げた
新発10年債利回りの推移

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 2年や5年など短いところが弱いため、買われやすい銘柄に資金が向かいやすい
  • 10年債利回りがゼロ%近辺なので、10年債を買わず20年債を買う資金の流れができている
  • 来週の流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満)は久々に超長期債対象で、最近底堅く推移する超長期債の試金石に

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 相場が全体に弱い中で超長期債は底堅い
  • 日本銀行の超長期債買い入れオペが8月下旬までない中、超長期債の発行が続くので、足元の底堅さがいつまで続くか注目している
  • 物価連動債入札が弱かったのは、原油価格による下押しで9月にブレークイーブンポイント(BEI)がマイナスになる可能性がある中、あまり保有したくないという向きがあったのかも

10年物価連動債入札

  • 最低落札価格は101円85銭とブルームバーグがまとめた市場予想の中央値(102円10銭)を下回った
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.21倍と、前回の3.84倍から低下
  • パインブリッジの松川氏
    • そもそも物価連動債をあまり買う人がいない中で事前に価格が上がり過ぎた
    • 供給があまりない中で需要要因で価格が持ち上がってしまったのかも
    • 利付債相場への影響はなかった
  • 備考:日本債券:10年物価連動国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.110%0.015%0.380%0.550%0.575%
前日比+0.5bp+1.0bp+1.0bp横ばい+1.0bp+1.0bp
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