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Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg
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お盆帰省、感染防止策徹底を分科会が提言-対応困難なら自粛を

更新日時
  • 「再び大きな波来ている」と西村再生相-東京都の新規感染者263人
  • 愛知県が独自の緊急事態宣言-日本医師会はPCR検査拡充で要請へ
Pedestrians holding umbrellas walk past stores as rain falls in the Shinjuku district of Tokyo, Japan, on Sunday, June 14, 2020. Tokyo lifted the city’s virus alert and moved into the next and final phase of its reopening as the Japanese capital continued its recovery.
Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は5日、お盆の時期の帰省について、消毒やマスク着用など感染防止策を徹底し、高齢者の感染につながらないよう国民に注意喚起することを政府に要請する提言をまとめた。感染防止のための対応が難しい場合には、帰省はできれば控えることも求めた。

  分科会の尾身茂会長は記者会見で、帰省した場合でも、密閉、密集、密接の「3密」を極力避け、特に大人数の会食など、感染リスクの高い行動を控えるべきだとの認識を示した。お盆の帰省については、近く政府が分科会を開催して専門家の意見を聞く予定だったが、尾身氏は、お盆が間近に迫っていることから、「分科会の考えを早めに出さないといけない」と、開催前の提言に踏み切った理由を語った。

  続いて記者会見した西村康稔再生相は、感染症拡大で「今、再び大きな波が来ている」との危機感を示した上で、「お盆休みの帰省、一律に自粛求めるものではない」としながらも、提言は分科会の総意であるので、「提言の注意を踏まえて判断してほしい」と国民に呼び掛けた。

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マスク姿で行き交う人々(東京・世田谷区、8月2日)

Photographer: Kentaro Takahashi/Bloomberg

東京都は9日連続で200人以上の新規感染

  東京都内では5日、新たに263人の新型コロナウイルスの感染者が確認された。1日当たりの新規感染者数が200人を超えるのは9日連続となる。

  東京都の発表によると、新規感染者のうち、20代が89人と最も多く、30代が74人、40代が28人と続いた。都内の患者のうち重症者は4日から1人減少して21人となった。都は6日に定例のモニタリング会議で現在の感染状況や医療提供体制について専門家の意見を聞く。

  都内の新規感染者数は7月30日に367人、31日に463人、8月1日に472人と3日連続で過去最多を更新。2日は292人、3日は258人、4日は309人だった。区市町村別患者数は3日時点の累計値で新宿区が2003人と2000人を超えた。2番目が世田谷区の1099人。

愛知県が独自の緊急事態宣言

  全国でも感染拡大は続いており、愛知県の大村秀章知事は5日、全域を対象に独自の緊急事態宣言を出した。期間は6日から24日までの19日間で、県をまたぐ不要不急の移動の自粛などを求める。1日から独自の緊急事態宣言を出している沖縄県の玉城デニー知事は不要不急の外出自粛対象を本島から全域に拡大すると発表した。

  日本医師会の中川俊男会長は5日の記者会見で、現在の感染状況は「全国で新規感染者数は減少する気配はなく、増加の一方だ」と指摘。PCRなど検査体制のさらなる拡充を図るため、国に財源確保などを要請する緊急提言をまとめたことを明らかにした。

  大阪府の吉村洋文知事がうがい薬の成分「ポビドンヨード」で新型コロナ感染症の治療効果が期待できることを確認したと発表したことに関しては「現時点ではこれに対するエビデンスが不足している」と述べ、医師会としても検証していく考えを示した。吉村氏の対応については「不適切だというふうに責めるつもりはない」とも述べた。 

  うがい薬に関しては、尾身分科会長も、分科会として効果を判断するのは「情報は少ない」とした上で、「もう少し検証があってから判断する」との考えを示した。

(尾身分科会長の記者会見の内容などを追加して更新しました)
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