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日本株小反落、米金利低下や新型コロナ長期化懸念-金融や内需安い

更新日時
  • 米10年債利回りは0.51%へ低下、ドル・円は1ドル=105円台後半
  • 東京都は新型コロナ重症者増加、中国上海総合指数は下げ打ち消す

5日の東京株式相場は3日ぶり小反落。米国の金利低下や新型コロナウイルスの影響長期化が懸念され、銀行や保険など金融、情報・通信、陸運株が下げた。半面、鉄鋼など素材や商社、自動車は高く、株価指数を支えた。

  • TOPIXの終値は前日比0.55ポイント(0.04%)安の1554.71
  • 日経平均株価は58円81銭(0.3%)安の2万2514円85銭

〈きょうのポイント〉

  • 4日の米10年債利回りは0.51%へ低下、5年債利回りは過去最低更新
  • きょうのドル・円相場は1ドル=105円台後半で推移、前日の日本株終値時点は106円08銭
  • 東京都は新型コロナウイルスの重症者が増加
  • 中国上海総合指数は一時1.1%安後、下げを帳消し
    • ホンダの中国自動車販売、7月は前年同月比17.8%増と同月としては過去最高
  • 米財務長官、経済対策で週末までの合意目指す-民主党との協議後

  いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「米国株の堅調が続く中で日本株は下げ過ぎた面があり、いったん株価は戻った」としながらも、「ただ日本の企業業績は悪いことが認識されており、新型コロナの影響が長期化する中で市場環境は何も変わっていない」と指摘。日本株は「バリュエーション面から一段と上値を買う理由に乏しい」と述べた。

  朝方から売りが先行し、日経平均は一時217円安まで下げた。米長期金利低下がマイナスとなる金融株のほか、陸運や不動産などきのう上げが目立ち国内での新型コロナ感染懸念で悪影響を受ける業種も安い。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは「日本株はここ数日急騰したことで、利益確定売りが出ている」と語る。

  もっとも、午後に入って指数は下げ渋り、TOPIXは一時プラス圏に浮上した。松井証の窪田氏は「米国の新型コロナの感染ペース鈍化で緩やかなリスクオンの状況は続いており、サービス業指数が悪かった中国株が戻ってきたこともプラス」と言う。さらにTOPIXの午前下落率が0.5%超だったことで「日銀ETF買い観測が出ている。市場関係者が夏季休暇に入っているため、需給影響が出やすくなっている」とも話していた。

  • 東証33業種では空運や陸運、情報・通信、電気・ガス、建設、小売、銀行が下落
  • 鉄鋼や非鉄金属、石油・石炭製品、輸送用機器、卸売は上昇
  • 3日ぶり反落
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