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豪中銀、国債購入再開を決定-政策金利とYCCの目標据え置き

更新日時
  • 政策金利と豪3年債の利回り目標をいずれも0.25%に維持-予想通り
  • 「必要とされる限り、緩和的アプローチは維持される」とロウ総裁

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日、政策金利とイールドカーブ・コントロール(YCC)の目標を据え置く決定を下した。ビクトリア州でのロックダウン(都市封鎖)措置の強化が景気回復へのさらなる逆風となるのは必至な状況で、国債購入の再開も打ち出した。

  ロウ総裁率いる金融当局者は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標と豪3年債の利回り目標をいずれも0.25%に据え置いた。据え置きは大半のエコノミストの予想通り。ロウ総裁は、利回りを目標水準に維持するため豪中銀が5日に国債を購入することを明らかにした。

  ロウ総裁は声明で、「国民が新型コロナウイルスに対処する中、経済は財政・金融両面の過去に例を見ない大規模で協調的な緩和政策によって下支えされている」と指摘。「必要とされる限り、こうした緩和的アプローチは維持される」と説明した。

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  豪中銀は厳しい状況にもかかわらず、「景気下降は当初の予測ほど深刻ではなく、国内の大部分の地域で回復が進んでいる」との認識をあらためて示した。その上で、経済見通しの最新の基本シナリオを示し、2020年は6%のマイナス成長となるものの、21年は5%のプラス成長を回復すると予想した。

  ロウ総裁は「このシナリオでは、ビクトリア州での失業者増加と国内の他の地域での求職者増加で、失業率は年内に10%前後に上昇する」と予測。「その後数年間に失業率は徐々に低下し、7%前後になる」との見通しを示した。  

原題:Australia to Resume Bond Buying as Victoria Slows Recovery (1)(抜粋)

(3段落目以降で声明の内容などを加えて更新します。)
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