コンテンツにスキップする
Photographer: Tomohiro Ohsumi
cojp

中国、ビザ問題巡り報復か-香港駐在の米記者が次の標的にも

更新日時
  • 中国人記者全員が米退去というシナリオにも備える-環球時報編集長
  • 多くの中国人記者のビザ期限は6日、まだ更新されず-胡編集長
A Chinese national flag flies in Beijing, China, on Monday, March 2, 2015. China's annual meeting of the National People's Congress, which begins March 5 in Beijing, is expected to set government policies for the year on issues ranging from economic growth to military spending and pollution.
Photographer: Tomohiro Ohsumi

中国共産党機関紙・人民日報系の新聞、環球時報の胡錫進編集長は4日、米国が中国人記者のビザ(査証)を更新しないなら、中国は報復として香港駐在の米記者を標的にする可能性があると主張した。

  胡編集長はツイートで、「私が知るところでは、米国側が中国人記者のビザを更新しておらず、全ての中国人記者が米国を離れなければならないという最悪のシナリオに中国側は備えている」と説明。「もしそうなれば中国は香港を拠点とする米国のジャーナリストを標的にすることも含め、報復するだろう」とコメントした。

  米国務省にコメントを求めたが、今のところ返答はない。中国政府による措置を的確に予想した胡編集長のツイートは注視されるようになっている。

米政府、中国メディア4社を「外国の宣伝機関」に追加で認定

  胡氏が言及したような事態になれば、両国のメディア関係者を巻き込んだ報復はエスカレートすることになる。米国が中国人記者に対するビザ制限を課した後、中国は2月にウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の3人を含む十数人の米国人記者を追放した経緯がある。

  胡編集長はこれより先に、多くの中国人記者のビザが今月6日に期限を迎えるが、まだ「誰も」更新されていないと明らかにしていた。米国によって中国人記者全員の撤収を余儀なくされるという最悪シナリオに中国当局は備えており、ビザ更新拒否に対して「猛烈に」報復すると微博(ウェイボ)への投稿で主張していた。

  中国外務省の汪文斌報道官は北京で4日午後に開いた定例記者会見で、「現在の状況に関する原因と責任はひとえに米国側にある。米国が不当な行為を続ければ、中国は必要かつ正統な対応を余儀なくされる。断固として自国の正統な権利と利益を守る」と述べた。

原題:American Journalists in Hong Kong Could Be Beijing’s Next Target(抜粋)

(中国外務省の記者会見を最終段落に追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE