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ドル・円は上昇、株高でリスクオンの円売り優勢-106円台前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は上昇。国内外の株高を受けたリスク選好の流れが相場を支えた。円はドル以外の全ての主要通貨に対しても売られた。オーストラリアドルは同国中央銀行が国債の購入再開を打ち出したものの、反応は限定的だった。

  • ドル・円は午後3時27分現在、前日比0.1%高の1ドル=106円06銭。朝方付けた105円95銭を安値に一時106円19銭まで上昇
  • 円は主要16通貨に対して下落
  • 豪ドル・ドルは0.1%高の1豪ドル=0.7131ドル。豪ドル・円は0.2%高の1豪ドル=75円64銭

ドル・円は緩やかに上昇

市場関係者の見方

大和アセットマネジメントの亀岡裕次チーフ為替ストラテジスト

  • 米ISM製造業景況指数の改善を背景に、株高を通じたリスクオンが円安圧力になっている。ただ、経済活動を抑制するような政策は非製造業の方が敏感に反応しやすく、米雇用も非製造業のウエートが大きいため、一方的なドル買い・円売りにはなりにくい
  • 失業給付金の上乗せを巡って米議会で協議進展があればドル・円の上昇要因となる一方、米中対立で何か大きな動きがあればリスクオフ材料になり得る
  • 豪ドルは同国中銀の国債購入再開を受け、経済にプラスとの見方からいったんは買われたが、新型コロナウイルスによる苦境の深刻さに目が向いて伸び悩んでいる

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター

  • 円は株高をみながら全面安となる一方、ドルはリスクオンにもかかわらず、海外勢主導の主要通貨に対する買い戻しが続いている。ドルショートの買い戻しはもう少しかかりそうだ
  • 米ISM製造業景況指数は強かったが、5-6月の経済急回復が横ばいに転じたのを確認する意味で同非製造業指数や米雇用統計が重要。新型コロナウイルスの感染再拡大や米中対立の激化などが数字に反映される恐れがある
  • 豪ドルは足元では同国内の材料ではなく、ドルの売買対象として使われている

背景

  • 日経平均株価は前日比378円高で取引を終了。アジア株もほぼ全面高
  • 豪中銀、国債購入再開を決定-政策金利とYCCの目標は据え置き
  • 6月の豪貿易収支は82億豪ドルの黒字と市場予想を若干下回った半面、小売売上高は前月比2.7%増と予想を上回る
  • 米ISM製造業景況指数、2019年3月来の高水準-受注が一段と改善
  • 米金融当局者、追加財政出動の重要性を訴え-議会審議難航の中
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