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Photographer: Angus Mordant/Bloomberg
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GMが裁判所に判断見直し求める、FCA相手取った訴訟却下受け

  • FCAによる労使交渉への不正関与示す新証拠発見とGM
  • デトロイトの連邦地裁判事は先月、GMの訴えを退ける判断示す
Vehicles are displayed for sale at a General Motors Co. Buick and GMC car dealership.
Photographer: Angus Mordant/Bloomberg

米自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は3日、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が全米自動車労組(UAW)に資金を渡し労使交渉に不正関与したことを示す新たな証拠を見つけたとして、FCAを相手取り同社が起こした訴訟を退けた判断を見直すよう裁判所に求めた。

  GMはデトロイトの連邦地裁への文書で、FCAの元労使交渉責任者アル・イアコベリ受刑者はGMで働いていた間、FCAから資金をもらってGMをスパイしていたと主張。同受刑者のほか、UAWの元副委員長でGMの取締役を務めたジョー・アシュトン被告もGMをスパイするためオフショア口座を通じて資金を受け取っていたという。

  GMはさらに、「これらの海外口座の存在と使用はこれまで公にされておらず、意図的に刑事捜査から隠す狙いがあった」と指摘。スイスやルクセンブルク、ケイマン諸島などで数百万ドルを有する外国銀行口座のネットワークを突き止めたと説明した。

  FCAの広報担当ショーン・モーガン氏はGMの新たな主張について、今のところコメントはないと述べた。

  ポール・ボーマン連邦地裁判事は先月、FCAの行為にかかわらず、GMは競争上の優位を得られなかっただろうとして、同社の訴えを退ける判断を示していた。

  イアコベリ受刑者はUAWの資金を不正に流用した罪で、 2018年に禁錮5年6月の判決を受けた。詐欺や資金洗浄(マネーロンダリング)を企てた罪で有罪を認めたアシュトン被告には、今月18日に判決が言い渡される。

原題:
GM Says Fiat Chrysler Paid Union Relations Head to Spy on It (2)(抜粋)

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