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アルファベット、ESG債57.5億ドル相当を発行-過去最低の利率で

  • 黒人起業家や新型コロナで打撃を受けた中小企業の支援に資金を提供
  • 7年債のクーポン0.8%、40年債2.25%-6月のアマゾン起債下回る
A visitor passes a sign featuring Google Inc.'s logo inside their U.K. headquarters at Six St Pancras Square in London.
A visitor passes a sign featuring Google Inc.'s logo inside their U.K. headquarters at Six St Pancras Square in London. Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
A visitor passes a sign featuring Google Inc.'s logo inside their U.K. headquarters at Six St Pancras Square in London.
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

グーグル親会社の米アルファベットは3日、環境や社会貢献、ガバナンス(企業統治)関係に資金使途を絞った「ESG債」57億5000万ドル(約6100億円)相当を発行した。この種の社債発行では最大規模で、利率は過去最低となった。

  ブルームバーグが確認した起債資料によれば、黒人起業家や新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた中小企業、手頃な価格の住宅供給を支援する組織に資金を提供することが狙い。調達資金はこのほか、クリーンエネルギー・プロジェクトやグリーンビルディング(環境に配慮した建物)向けに使われる可能性もある。

  アルファベットは合わせて100億ドル規模の債券を発行。残りの調達分は一般的な企業目的に充てられる。起債は6本立てで、うち7年債のクーポン(表面利率)は0.8%、40年債は2.25%と過去最低。米アマゾン・ドット・コムが6月に実施した起債の水準を下回った。

アマゾンとラルフローレンが数年ぶり起債-低金利の機会利用

  ESG債の最近の発行増をけん引しているのはソーシャルボンド(社会貢献債)。ブルームバーグNEFのリポートによれば、2020年1-6月(上期)のソーシャルボンド発行額は前年同期比376%増えた。

  ヌビーンの債券戦略チーム責任者、スティーブン・リベラトーレ氏は「デジタル経済へのシフトが続いているほか、消費者のお金の使い方に影響を与える能力を考えると、今後はテクノロジー企業によるサステナビリティボンド(環境・社会の持続可能性に貢献する事業に資金使途を限定した債券)の発行が増えると予想できる」と述べた。

Sustainable Growth

Issuance of debt to address environmental and social causes grow

Source: Bloomberg

Note: Data is year-to-date through Aug. 2

原題:Alphabet Sells Largest Corporate ESG Bond at Record Low Yields(抜粋)

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