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Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg
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米シティを社員が提訴、性的指向による差別や報復を受けたと主張

  • 採用予定者による過去の行動を疑問視したことで報復を受けた-訴状
  • 「独立かつ徹底的な検証が行われたが、立証されなかった」とシティ
Citigroup Inc. signage is seen through the window of a bank branch in New York.
Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

米銀シティグループの社員が3日、採用予定者による過去の嫌がらせの疑いを報告したことで評価を下げられ、性的指向を理由に差別を受けたとして、同行をマンハッタンのニューヨーク州地裁に提訴した。

  2010年からシティに勤務し、最近まで資本導入グループの責任者を務めていたトーマス・クラウス氏は、プライムブローカレッジ部門の採用予定者が過去に起こした行動を疑問視したことで、同行から報復されたと主張。また、同性愛者であるクラウス氏は、自身の性的指向などを理由にマネジングディレクターへの昇進を拒否されたとも訴えている。

  訴状によると、プライムブローカレッジ部門の米州販売責任者への採用が決まっていたジョセフ・ジェノベーゼ氏に過去に性的嫌がらせの疑惑があったことを知ったクラウス氏は、「敵対的で不快な職場環境」が生じるリスクを懸念し、知っていることを幹部に報告した。シティはその後、ジェノベーゼ氏の採用を取り消している。

  ジェノベーゼ氏にコメントを求めたが、すぐに返答は得られなかった。

  またクラウス氏は訴状で、一貫して高い人事評価を受け続けていたにもかかわらず、2019年末の評価ではリーダーシップの項目が引き下げられたと主張。これが減給につながり、「シティでのキャリアが事実上、傷つけられた」としている。

  一方、シティの広報担当ダニエル・ロメロアプシロス氏は電子メールで「われわれはこうした問題を非常に深刻に捉えている」とした上で、「クラウス氏の懸念が今年に入って最初に浮上した際、独立かつ徹底的な検証が行われたが、立証されなかった」と述べた。

原題:Citi Sued by Gay Employee for Discrimination, Retaliation (1)(抜粋)

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