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MUFG:4−6月純利益は半減、与信費用は通期計画比で3割超

更新日時
  • 与信費用は1450億円と前年同期比1792億円の悪化ー海外が6割弱
  • 本業のもうけを示す連結業務純益は4割増、外債売却益などが寄与

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の2020年4-6月期の連結純利益は前年同期比53%減の1835億円だった。新型コロナウイルスの影響などで与信費用が悪化したことが響いた。

  4日に資料を開示した。前年同期には341億円の戻り益が生じていた与信関係費用は、新型コロナ感染拡大による世界的な信用リスクの増加などで1450億円の費用となった。与信費用のうち6割弱の847億円を海外が占めた。海外子会社での新会計基準導入も影響しているが内訳など詳細は開示しなかった。通期の与信費用計画4500億円に対する進捗(しんちょく)率は32%だった。

  一方、本業のもうけを示す連結業務純益は前年同期比40%増の3991億円。インドネシアのバンクダナモンなど海外子会社の新規連結に伴う資金利益の増加に加え、金利低下局面を捉えた外債の売却益などが寄与した。

  今期(21年3月期)の連結純利益見通し5500億円に対する進捗率は33%。経営環境については、現時点で業績目標に影響するような事象は起きていないとの見解を示している。

  SBI証券の鮫島豊喜アナリストは、新型コロナ感染症が終息しないため景気回復が当初想定よりずれる可能性に言及。その上で「メガバンク各社は期初に立てたマクロ前提を若干修正する必要があるかもしれない」と指摘した。

20年4-6月期決算の主な内容(前年同期との比較)
  • 資金利益は5.6%増の4691億円
  • 役務取引等利益は3.6%減の2930億円
  • 株式関係損益は75%減の60億円
  • 与信関係費用は1450億円、1792億円の悪化
Views of Japanese Mega Banks Ahead Of Full-Year Results

MUFGの4−6月純利益は53%減に

(決算の詳細を追加します)
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