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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
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日本株は大幅続伸、米景気期待や為替安定-景気敏感中心全業種上げ

更新日時
  • 米ISM製造業は19年3月来の高水準、米国でコロナ感染ペース鈍化
  • ワクチンは秋提供公算とペンス氏、ドル・円は1ドル=106円台推移
A pedestrian holding an umbrella walks past an illuminated electronic stock board displayed outside the Daiwa Securities Co. headquarters at night in Tokyo, Japan, on Monday, July 27, 2020. Daiwa Securities is schedule to announce first-quarter earning figures on July 31.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

4日の東京株式相場は大幅続伸。米国での製造業指標の改善や新型コロナウイルス感染鈍化などを受けて景気回復への期待が高まった。為替の安定推移を好感し、自動車など輸出関連や素材といった景気敏感業種、陸運中心に内外需とも高い。

  • TOPIXの終値は前日比32.62ポイント(2.1%)高の1555.26
  • 日経平均株価は378円28銭(1.7%)高の2万2573円66銭

〈きょうのポイント〉

  • 米ISM製造業景況指数、19年3月来の高水準-受注が一段と改善
  • 米株式相場はテクノロジー株主導で続伸、失業給付上乗せの延長が可能かをホワイトハウスが検討
  • 米国の3日午後時点の新型コロナ感染者増加率は0.9%と週平均下回る
  • ペンス米副大統領:コロナワクチンは今年秋に提供される公算大
  • きょうのドル・円相場はおおむね1ドル=106円台で推移、前日の日本株終値時点は105円85銭

  ピクテ投信投資顧問の松元浩常務は「海外相場はワクチン開発に対する期待が強い上、製造業指標も悪くなかった」と語る。株式市場はレンジ相場の中で経済活動正常化と感染者数増加の綱引きからまだ脱し切れていないとして、「通常のレンジ相場と違ってそれぞれがパワフルな買いと売りの材料であるため、レンジの下限に来れば強気材料、上限なら弱気材料に焦点が当たって大きく変動しやすい」と述べた。

  輸送用機器など景気敏感業種に買いが先行し、日経平均に比べてTOPIXの上げが目立った。TOPIXの上昇率は7月13日以来の大きさになった。

  大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジストは「新型コロナの感染拡大で7月の米景気は下振れが警戒されていたが、製造業の回復にブレーキがかかっていなかった」と指摘。さらに欧州に続き米国でも追加の経済対策が期待されているとして、「世界景気敏感株の日本株にとって好材料」だとみる。

  一方、海外からは好材料が相次いだものの、三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「日本の場合、決算発表の数字が厳しい」と言う。通期見通しを今回公表した企業はほとんどが減収減益だとして、「改めてコロナの影響が色濃く出ている。業績面で買い上がっていくのは難しい」と話していた。

  • 東証33業種はすべて値上がり、空運や陸運、海運、鉄鋼、輸送用機器、不動産が上昇率上位
7月13日以来の上昇率
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