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トランプ大統領、立ち退き猶予で行動する可能性-経済対策協議は難航

  • ホワイトハウス、失業保険給付積み増しも執行措置可能か検討
  • 政権と民主党に「なお見解の相違」とペロシ下院議長、4日も協議継続

新型コロナウイルスで打撃を受けた米経済を支えるための幅広い経済対策案の交渉が難航する中、トランプ大統領は3日、家賃未払いを理由にした立ち退きを猶予する執行措置を講じる可能性があるとの考えを示した。

  同じく失効した失業保険給付積み増しについても、大統領が執行措置を取れるかどうかホワイトハウスは検討している。

  トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、民主党は「失業や立ち退きに関心がないが、これは重要だ」と発言。「立ち退きを迫られている人たちがいる。自分で動く必要があるなら私は動くつもりであり、立ち退きを阻止する」と語った。

Trump hp social GETTY sub

トランプ大統領(8月3日)

  トランプ大統領が議会を経ずにどのように立ち退き猶予ないし失業保険給付積み増しを実現することができるのかは現時点では不明。大統領は詳細を明らかにしなかった。

  ムニューシン財務長官とメドウズ大統領首席補佐官は3日、議会議事堂でペロシ下院議長、シューマー民主党上院院内総務との2時間の協議を終えた。

  ペロシ氏は協議終了後に記者団に対し、「生産的だった。前進しているが、なお見解の相違がある。われわれは何が必要か見極めようとしている」とし、この日は学校を中心に話し合ったと述べた。シューマー氏は「われわれはそれぞれの立場を理解しつつある。一部の問題では前進しており、合意に近づいている」とコメント。大統領による執行措置の話は取り上げられなかったと話した。

  一方、ムニューシン長官は、双方が合意に「少し」近づいたとしたが、メドウズ氏は双方にはなお隔たりがあると述べた。政権と民主党の協議は4日も行われる。

  週600ドル(約6万4000円)の失業保険給付の積み増しは7月いっぱいで失効し、上院は7日に休会入りする予定のため、協議の行き詰まりを早急に打開する必要に迫られている。

  ホワイトハウスと議会共和党は給付積み増しの一時的な延長案を提示しているが、ペロシ氏をはじめとする民主党側は包括的な経済対策での合意なしに個別の給付積み増し案などを通過させることを拒否している。

原題:Trump Says He May Act to Stop Evictions Amid Virus-Aid Talks(抜粋)

White House, Democrats to Resume Virus Relief Talks Tuesday(抜粋)

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