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8月3日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:ハイテク株好調、ナスダックは最高値更新-ドル上昇

  3日の米株式相場はテクノロジー株がけん引する形で続伸。堅調な経済指標が材料視された。トランプ大統領による独自行動で失業給付上乗せの延長が可能かどうかをホワイトハウスが検討していると伝わったことも、株式への追い風となった。

  • 米国株は続伸、ナスダック100指数が最高値更新
  • 米国債は下落、10年債利回り0.55%
  • ドル上昇、対円は106円はさんだ値動き
  • NY原油先物、2週ぶり大幅高-景気持ち直しの兆候で
  • 金スポット、最高値を更新後に失速-欧米株の上昇やドル高で

  人々が自宅にこもることで最も恩恵を受ける「ステイホーム」関連株が買われる中、ナスダック100指数は最高値を更新。アップルも終値ベースで過去最高値を付けた。マイクロソフトは短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業買収に向けた交渉を続ける中、株価が上昇した。

  S&P500種株価指数は前週末比0.7%高の3294.61。ダウ工業株30種平均は236.08ドル(0.9%)高の26664.40ドル。ナスダック総合指数は1.5%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.55%。

  スペクトラム・マネジメント・グループのマネジングプリンシパル、ボブ・フィリップス氏は、「モメンタムが新たなモメンタムを生む。相場は買われ過ぎていると当社は考えるが、買い需要は継続してある」と指摘。「何らかの景気刺激法案を通過させたいという強い願望が両党にはある。市場の反応から判断するに、市場はそれを見込んでいる」と語った。

  米国債は下落。7月の米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数が2019年3月以来の高水準となったことが材料となった。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対して上昇。対円での上昇は、企業の買収・合併(M&A)ニュースが伝わる中でのショートカバーも背景にある。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇。ドルは対円で0.1%高の1ドル=105円95銭。ユーロは対ドルで0.1%下げて1ユーロ=1.1763ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は約2週間ぶりの大幅上昇。米ISM製造業総合景況指数やユーロ圏製造業PMI、中国の財新製造業PMIがいずれも堅調だったことから、原油需要見通しが改善した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は74セント(1.8%)高の1バレル=41.01ドル。ロンドンICEの北海ブレント原油10月限は63セント高の44.15ドル。

  金スポット相場は最高値を更新後に失速。米国やユーロ圏の製造業指標の好調を受けて欧米の株式相場が上昇したことや、ドル高を背景に売られた。スポット価格はニューヨーク時間午後1時42分現在、0.2%安の1オンス=1972.74ドル。日中には一時1988.40ドルまで上昇していた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%に満たないわずかな上げで、1986.30ドル。

原題:Nasdaq Sets a Record as Tech Jumps; Dollar Climbs: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Tops Peers as Stocks Climb; Havens Fall: Inside G-10(抜粋)

Oil Rises With Signs of Economic Recovery Buoying Demand View(抜粋)

Gold Falls From Record as U.S., Europe Stocks Rise, Dollar Gains(抜粋)

◎欧州市況:株は大幅高、経済統計で楽観広がる-ドイツ債変わらず

  3日の欧州株は上昇。ユーロ圏の製造業が成長を取り戻しつつあるとの楽観に加え、米国の米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数が上昇したことも買い材料となった。

  ストックス欧州600指数は2.1%高。自動車やメディア、建設銘柄が買いを集めた。一方、銀行株は安い。HSBCホールディングスは2.9%下落。同行の1-6月(上期)の税引き前利益は50%以上減少し56億ドルと、市場予想を下回った。

  ISMが発表した7月の製造業総合景況指数は、2019年3月以来の高水準を記録した。ユーロ圏総合購買担当者指数(PMI)によると、製造業は1年半ぶりに拡大と縮小の境目を示す50を突破した。

  TFSデリバティブスの株式ストラテジスト、ステファーヌ・エコロ氏は「景気が来年に立ち直り、その後も回復を続け、さらに企業決算も大幅に改善すると考えるのであれば、特に欧州連合(EU)市場は魅力的に見える」と指摘した。

  欧州債はドイツ、イタリア債がほぼ変わらずで取引を終えた。一時はユーロ圏PMIや米ISMの統計が市場予想を上回ったことを手掛かりに下げた。

  イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して153bp。英国債は幅広い年限で小幅高となった。

  ドイツ10年債利回りはマイナス0.52%で変わらず。フランス10年債利回りは1bp下げてマイナス0.20%。イタリア10年債利回りは1bp低下の1.01%。

原題:Europe Stocks Rise on Manufacturing Growth After Last Week’s Dip(抜粋)

Bunds, Italian Bonds Little Changed: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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