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米財務省、7-9月期の借り入れ必要額を9470億ドルに上方修正

  • 9月末のキャッシュ残高は8000億ドルと想定
  • 新たな景気刺激策法案通過に伴う借り入れ必要額を1兆ドルと想定

米財務省は3日、新型コロナウイルス危機対策のための大規模かつ継続的な支出急増に対応するため、7-9月期の借り入れ必要額が9470億ドル(約100兆円)になるとの見通しを発表した。

  この金額は5月時点の財務省想定の6770億ドルを2700億ドル上回る水準。新型コロナ感染はそれ以降、多くの州で記録的水準に急増し、経済再開の動きを混乱させ、議会は追加の財政刺激策の協議を余儀なくされている。

  財務省は新たな法案通過を見越した追加借り入れ必要額を1兆ドルと想定。これは共和党が新たな景気刺激策として提案している金額とほぼ同じだが、民主党が過半数議席を握る下院では先に、3兆5000億ドルの包括法案が承認されており、与野党の意見対立が続いている。

Treasury has stockpiled record cash hoard to fund stimulus

  新たな借り入れ必要額の見通しは、財務省の9月末のキャッシュバランスを8000億ドルとする想定に基づく。これは5月時点の推定と同じ。キャッシュバランスは先週、過去最高の1兆8000億ドル強に達した。不況下で中小企業の存続を支援するため融資を減免するのに伴い今後数カ月に見込まれるコストなどを反映した動き。

  財務省はまた、4-6月期の借り入れが前例のない2兆7530億ドルに急増したことも明らかにした。ただ、5月時点で示していた借り入れ必要額見通しの2兆9990億ドルを下回った。

原題:Treasury Lifts Quarterly Borrowing Estimate to $947 Billion (2)(抜粋)

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